次世代の子供どもたちのために、クラシック音楽を通して様々な活動を行っているSony  Music  Foundation（公益財団法人ソニー音楽財団）では、東日本大震災の発生後、小・中・高校生も参加できる復興支援活動の一環として、「『第九』チャリティ・コンサート」をスタートさせました。
今年も東京都のすみだトリフォニーホールで12月18日に開催されたコンサートのチケット収入の一部と、当日会場ロビーに設置した募金箱への募金を、昨年同様に当財団にご寄付いただくこととなりました。コンサート当日には復興コンサートの様子を撮影した写真パネルをロビーに展示し、当財団の活動紹介もさせていただきました。
コンサート当日、開演前に開かれたロビーコンサートでは、目の前の演奏に真剣な表情で見入る子どもたちの姿が見られました。
また、プレトークではオーケストラの構成や、第九という曲についての紹介がありました。実際にそれぞれの楽章の冒頭を演奏しながら行われる曲の解説は分かりやすく、その後第1楽章から第4楽章まで約70分という長い曲を聴こうという子どもたちにとって、素晴らしいガイドだったと思います。子どもたちはプレトークで説明された旋律を確認しながら熱心に耳を傾け、演奏後は大きな拍手を送っていました。
終演後のロビーでは、マエストロとコンサートマスターがスタッフの皆さんとともに募金を呼びかけてくださり、多くの方にご協力をいただきました。また、プレトークで曲解説をしてくださったナビゲーターの朝岡　聡さまからもご協力をいただきました。

■コンサートの様子　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　©K.Miura