お知らせ
仙台市 民児協研修会にて_その3
- 2013.11.15
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(民生委員および児童委員は、地域の住民が抱える問題について親身に相談に乗ったり、状況に応じた福祉サービスを得られるよう住民と行政機関とをつなぐ役割を果たす方々です。仙台市では、自分が被災しながらも地域住民のための活動を優先して行ってきた委員さんが多くあり、また、震災から2年半を過ぎて心身ともに疲労し消耗している方も増えているとの話をうかがいました。今回、「民生委員児童委員自身の心のケア」をテーマにした全市挙げての研修会が開催されることになり、心の潤いのひとときとして復興コンサートをお届けすることにいたしました。)
3回目のこの日は、フルート櫻井希さん、クラリネット菊池澄枝さん、バリトン・サクソフォーン亀井政孝さんによる三重奏の演奏でした。バリトン・サックスは、ベースの音を吹きつつ時々メロディも吹くというような、チェロのような役割で登場です。フルート、クラリネットに比べるとサックスは格段に大きな音が出てしまうのですが、そこは亀井さんの耳の良さとテクニックでとても良いアンサンブルとなりました。(ご本人は、大変きつそうでしたけれども…)
エルガ―「愛の挨拶」やベートーヴェンのソナタ第8番「悲愴」第2楽章のほか、アルベニス「タンゴ」やガーシュウィンの「アイ・ガット・リズム」などノリの良い曲もありました。「タンゴ」では体を自然と揺らしながら聴かれる方もいました。
フルートの櫻井さんが、震災一年後の2012年3月11日に偶然母校の管弦楽団の演奏会への出演が重なり、14時46分にお客様、楽団員、スタッフなどその場に居合わせた全員で黙祷を捧げたこと、そしてその1分間が10分間くらいにも、とても長く感じられたことを話しました。会場からは何か思い出された方がいたのか、すすり泣く声も聞こえ、またその学生たちの行動を讃えるかのような拍手が静かに起こりました。The district welfare officer is someone who gives advice to people in the area who have problems, and fulfills the role of connecting public administration with citizens looking to receive welfare assistance in response to their circumstances. In regards to district welfare officers within Sendai, we have heard that many, despite being themselves victims of the disaster, prioritize activities on behalf of citizens of the region, and that the difficult work they have done since the disaster has left an increasing number exhausted in mind and body. Workshops are being held throughout the entire city on the theme of “Caring for Welfare Officers’ Welfare”. We will put on a concert in an attempt to calm their troubled hearts. These workshops will be held throughout October and November, broken up into seven events.
Today, Nozomi Sakurai(Flute), Sumie Kikuchi(clarinet) and Masataka Kamei(Sax) performed.