お知らせ
荒井東「音楽サロン」_7月
- 2025.7.15
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仙台市若林区にある復興公営住宅の荒井東町内会からの依頼で
2018年4月から歌を楽しむ会をお届けしています。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)今日は台風の影響か、風が強くて湿度が高く、今にも雨が降り出しそうな空模様です。でもそんな曇り空を吹き飛ばすような爽やかな夏のプログラムを、音楽リーダーのメゾソプラノ後藤優子さんとピアノ田村聡子さんが用意してきました。それにお二人が何やら小道具も準備してきた様子で…。どんな演出があるのでしょうか、楽しみですね。
恒例の体操と発声のウォーミングアップをした後は、唱歌の『牧場の朝』にのせて優子さんが振付を披露しました。「鐘が鳴る鳴るカンカンと」という歌詞のところでは、腕を高く振り上げて鐘を鳴らすしぐさをするなど、シンプルな振付ではありますが体を大きく動かす振りが入っているので、歌いながらやるとなると中々の運動量。体がポカポカしてきました。
続いては、小林旭のヒット曲『昔の名前で出ています』を情感たっぷりに歌いました。歌い終わった後に優子さんが「結局のところ『昔の名前』って何だったんでしょうね~?」と言い出したので、ひととき『昔の名前』談義に花が咲きました。「忍なのか?渚なのか?はたまた、ひろみなのか???」あとは、みなさんのご想像に・・・ということで談義はお開きとなりました。
さて、続いては本日のメインイベント、チェリッシュの『てんとう虫のサンバ』です。ここでお二人が準備してきた小道具たちが登場!プラスチックの小さいカップにアイロンビーズを入れて、マラカスのような音の出るお手製の楽器をみなさんにお渡ししました。「みなさん!歌いながら、リズムに合わせて鳴らして盛り上げてくださいね~」と優子さん。楽しく盛り上がれる曲調なので、みなさんノリノリでシャカシャカ♪シャカシャカ♪童心にかえって楽しんだご様子でした。
後半のミニコンサートでは、まずは聡子さんが『あめふりくまのこ』を独奏しました。この曲は昔NHKの子供番組で放送されていた童謡ですが、聡子さんが「今日は大人っぽいジャズアレンジで」と言って弾き始めると、「ああ、聴いたことあるわ~」と言う方もいて、みなさん懐かしそうにしていました。
続いて、優子さんは「今の季節にふさわしい夏のうたメドレーをお届けします」と、『夏は来ぬ』『われは海の子』『夏の思い出』をしっとりと歌い上げました。『夏の思い出』では聡子さんがハモリに入ったので、お二人の美しいハーモニーをみなさん堪能されている様子でした。
その後は雰囲気を変えて、ミュージカルのヒットナンバーである『エーデルワイス』と『トゥナイト』を日本語と英語の歌詞を織り交ぜながら演奏しました。ラストの『トゥナイト』では優子さんと聡子さんのカッコいい演奏に拍手喝采、そして「アンコール!アンコール!」のかけ声が上がりました。そのアンコールの声にお応えして、渡辺真知子の『かもめが翔んだ日』を、これまたパンチのある歌声で披露しました。ここでも先ほど登場したお手製楽器が大活躍!シャカシャカ♪シャカシャカ♪大盛り上がりで幕となりました。
サロン終了後には、今日のミュージカルナンバーがとても素敵だったので「次はミュージカルとか映画音楽も聴いてみたいね~」というお声が聞こえてきました。次はどんな歌が聴けるのでしょうか。楽しみです!次回は9月の開催です。お待ちしております。