お知らせ

〈芸術銀河〉鳴瀬サロン「のびる新春コンサート」

2026.1.10

当センターでは、宮城県芸術銀河2025音楽アウトリーチ普及事業の企画制作を担当し、
音楽の豊かさに触れる機会を宮城県内各地へお届けしています。
(主催=みやぎ県民文化創造の祭典実行委員会)

東日本大震災のときに東松島市鳴瀬地区から仙台市内に避難した方々が、月に一度顔を合わせて交流を深める場として始まった「鳴瀬サロン」。2014年から続くご縁で、復興センターでは毎年冬に鳴瀬サロンにお招きいただき、復興コンサートをお届けしています。

出演は鳴瀬地区出身のソプラノ齋藤翠さん(仙台オペラ協会)、バリトン野崎貴男さん(同)、ヴァイオリン梅津亮子さん、ピアノ可沼美沙さんです。例年のコンサートは声楽とピアノのアンサンブルでしたが、今年は新たにヴァイオリンの梅津さんが加わり、より一層華やかなアンサンブルとなりました。新春コンサートにふさわしく、プッチーニ、ビゼー、モーツァルトほかオペラの名曲の数々と、懐かしのミュージカルナンバーや日本の歌をたっぷりお楽しみいただきました。


この地域は翠さんの地元なこともあり、とてもアットホームな雰囲気です。翠さんや野崎さんの軽妙なトークを交えながらのコンサートは、お客さんと一緒に『たきび』や『いつでも夢を』を歌ったりして、温かく和やかな空気に包まれていました。

コンサートの中盤では、可沼さんがパッヘルベルの『カノン』を独奏し、追いかけ合うように重なっていく優雅で美しいピアノの調べを披露しました。そして、梅津さんが葉加瀬太郎の『情熱大陸』を演奏して会場を大いに盛り上げ、さらに、モンティ作曲の『チャールダッシュ』を客席を練り歩きながらお客さんの耳元で演奏して、迫力のあるヴァイオリンの音色でみなさんを感激させていました。

終演後、たくさんの方がアンケートを書いてくださり「懐かしい野蒜の地ですばらしいオペラを聞くなんて、感動です。バイオリン、ピアノ演奏もとても心に響き届きました。翠さんの歌声とてもよかったです。鳴瀬への思いを感じました。」「年のはじめに楽しいひとときを過ごすことが出来ました。今年一年すごくいい年になりそうで、私自身もがんばってみようと思いました。」「新春にふさわしい素晴らしいコンサート、素晴らしい音楽にふれ、心新たに前を向いて進んで行こうと思いました。すてきな音楽を届けて下さり有難うございました。耳なじみの音楽に酔いしれて良い一年が過ごせそうです。耳もとでバイオリンの音色の素晴らしい(ぜいたくな)幸せのとても良い時間でした。感動です。」といった喜びの声が聞けました。みなさんの笑顔と数々の温かいメッセージに、演奏家もとても喜んでいました。
また来年も、みなさんとお会いできますように。