お知らせ
みやぎの「花は咲く」合唱団_2月
- 2026.2.16
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《みやぎの「花は咲く」合唱団》
かつて仙台市宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や、
津波被災地域にお住まいの60歳以上の方々と
毎月1回、合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市 音楽の力による震災復興支援事業)
2月は4日と16日の2回、練習を行ないました。講師のソプラノ齋藤翠さん(仙台オペラ協会)とピアノ目々澤亜紀さんが指導にあたります。
これまで練習の成果が徐々に現れてきたようで、「楽譜に書いてあるひらがなの歌詞ではなく、詩として意味を持った言葉として聞こえます」と翠さんからお褒めの言葉がありました。『春のメドレー』が持つ春風のような明るい空気感、『異邦人』のエキゾティックで魅惑的な感じがつかめてきたみたいです。
しかし、歌えるようになると今度は気持ちが先走るのか、メドレーの次の曲に気を取られて、今歌っている曲の最後の音の表現がぞんざいになってしまうのでした。
「気持ちの切り替えは一瞬です。それまではその歌の世界にいてくださいね」と指摘がありました。歌の表現においては「いま・ここ」に集中することが大事なんですね。
メドレーを全曲通して歌ってみたときは、「わ、たいへんだ~」「けっこう体力使うねえ…」と心の声があちこちから聞こえてきました。ごもっともです。歌うときは気持ちも体もフルに使って、やっと観客の心に届く表現になるのだろうと思います。
「オーガンジーの布をなびかせるようにふわ~っと」「頭蓋骨の上半分を開けるつもりで」などなど、さまざまなアドバイスがありました。
また、「ア・エ・イ・オ・ウ」の母音の口の形を両手の動きで示しながら発音し、口腔内の空間イメージを共有しました。
『荒城の月』では、高い音で「う」の母音を歌うときは「あ」に近い口の開け方にすることを繰り返し練習しました。
一方、低い音程を歌うときにも口の中の空間をつぶさないようにすること(←これがけっこう難しい)を意識して『花は咲く』を練習しました。
本番に向けて姿勢や視線のこと、楽譜の持ち方、さらにはホールに響くであろう余韻のことまで想定して、各曲の細かい仕上げ作業が行われました。
さあ、いよいよ来月はコンサート本番です。練習の成果を確かめに、どうぞいらしてください。
