事務局だより
「災害公営住宅ってなんだろうセミナー」へ
- 2014.3.25
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NPO法人全国コミュニティライフサポートセンター主催「災害公営住宅ってなんだろう」セミナーへ参加しました。会場の仙台市若林区中央市民センター会議室にはおよそ40名の参加者がありました。さまざまなジャンルの復興支援団体スタッフや被災して公営住宅への入居を希望している人など、異なる立場の人々が集まりました。
最初に、仙台市役所の復興公営住宅室の職員から概要説明がありました。公営住宅建設の進捗や入居希望数、これからの予定など、各種データが紹介されました。2016年度までに42地区3,200戸の公営住宅が整備されるのだそうです。
その後、兵庫県明石市望海在宅介護支援センター長の永坂美晴さんから「阪神・淡路大震災において災害復興公営住宅とその周辺の支え合いづくり」のお話しがありました。応急仮設住宅から公営住宅へと移る過渡期のことやその後のコミュニティづくりについて「阪神淡路のときの失敗を繰り返してほしくないので、良いことも悪いこともお話しします」と、仮設住宅での訪問支援を3年間担当した永坂さんの実体験の紹介を交えたレクチャーがありました。
住まいを奪われた上その後も環境が転々と変わる中で自分の人生をあきらめてしまう人があるという話は重く響きました。