宮城県南部の亘理町にあるいちょうの実幼稚園での復興コンサート「いちょうのみようちえんにこにこコンサート」を行いました。年長組の子どもたちとそのお母さんお父さんが今日のお客さまです。演奏は仙台フィルハーモニー管弦楽団クラリネット奏者の副島謙二さんと、東北生活文化大学で教鞭をとるピアニストの阿部玲子さんです。
亘理町は津波の被害を受けた地域で、この園にも身近な方を亡くした子や、いまだ仮設住宅に暮らす子もいるそうです。また、福島県にも近いこともあり、福島から移住したご家庭もあるとのことです。

今日は気温30℃を越える蒸し暑さの中、会場の窓を開け放っての演奏会となりました。副島さんが汗だくになって演奏する姿に、子どもから「すごーい！」と声が上がりました。 アンパンマンやトトロなど大好きな曲が次々と演奏されると、子どもたちは大喜びで大きな声で歌っていました。その伸び伸びとした明るい声に大人のほうが励まされるようでした。
みんな元気で。また会いましょうね。

On July 6, 2013, we organized a concert at a kindergarten in Watari, in southern Miyagi Prefecture, performed by Kenji Soejima (clarinet) and Reiko Abe (piano). As Watari is located in the tsunami-devastated area, some of the students had lost their family, and a number of children live in temporary housing. Because the town is also close to Fukushima Prefecture, families from there have also come to live.
Dripping in sweat while performing in humid, 30℃ heat, a roar of “Wooo-w!” came from the crowd. We came to give encouragement, but rather, we were cheered on by the children’s innocent voices, as they joyfully sang along.