仙台市宮城野区新田地区の高瀬町町内会集会所にて復興コンサートを行いました。この地域は地震による宅地被害の大きいところで、全壊・大規模半壊およそ70世帯、一部損壊含めると1,000世帯もの被害があったそうです。
今日は集会所開設10周年記念式にあわせて復興コンサートをお届けにきました。演奏は杜の弦楽四重奏団のみなさん（ヴァイオリン岡千春さん、ヴァイオリン門脇和泉さん、ヴィオラ齋藤恭太さん、チェロ塚野淳一さん）です。

集会所の外ではお母さんたちによる流しそうめんコーナーや、お父さんたちによる屋台コーナーが出て、記念式は新田太鼓の和太鼓演奏で開会するなど、集会所はお祭り気分満載です。弦楽四重奏の演奏が始まると、それまでの賑やかさから一転、観客はぐっと集中して聴き入っていました。弦楽のハーモニーが持つ「力強さ」をあらためて感じました。
岡さんと塚野さんの軽妙なトークに笑顔があふれ、最後は子どもからお年寄りまでいっしょに「故郷」を歌いました。

この町が子どもたちにとってすてきな故郷になりますように、と願う七夕の日でした。

On July 7, 2013, we organized a concert at the community hall in Takase-machi in Miyagino ward, Sendai, with Mori-no Strings Quartet. Many homes were damaged in this area; approximately 1000 households suffered some kind of damage.
At the end of the performance, everyone sang “Furusato” (“Home Sweet Home”). It was a tanabata (Star Festival) during which one could not help but wish that this town can become a “home sweet home” for these children.