お知らせ

〈文化庁派遣事業〉名取支援学校へ

2018.10.25

音楽の力による復興センター・東北は、
文化庁平成30年度文化芸術による子供の育成事業〈東日本大震災復興支援対応〉を
受託する実行委員会の一員として、音楽プログラムをコーディネートしています。

うららかな陽気の今日は宮城県立名取支援学校を訪れました。出演はソプラノ千石史子さん、フルート白戸美帆さん、ピアノ及川久美子さんのトリオです。

 

演奏家が登場するや、ドレス姿に「うわぁ~」とため息まじりの歓声が上がりました。演奏が始まるとおしゃべりがすうっとおさまって、みなさんが耳を澄まして聴いていることがわかりました。日本の唱歌やクラシック曲、映画音楽など演奏され、一緒に口ずさむ人、指揮の真似をする人、楽しくなって跳びはねる人など、それぞれに愉しんでいました。先生によると、高等部の生徒たちは音楽が大好きなのだそうです。全身で喜んでいる生徒の様子に演奏家も元気をもらって嬉しそうでした。手拍子したり、踊ったり、多くの生徒がノリノリで盛り上がりました。
出演者が帰るときには、ちょうど下校時間の生徒たちが「さようなら~」と手を振ってお見送りしてくださいました。