お知らせ

泉中央南「歌声サロン」_1月

2019.1.29

仙台市泉区の復興公営住宅で2015年10月から「歌声サロン」を始めました。
復興センターでは音楽家をコーディネートし、
泉中央南町内会と協働してこのサロンを運営しています。

新年と言っているうちに1月もまもなく終わり、今年最初の「歌声サロン」には吹き荒れる強風にもインフルエンザ警報にも負けず、たくさんの参加者が集まりました。どの方もピカピカの笑顔を見せてくださって、「今年もよろしくね!」とサロンへの期待をふくらませている様子です。音楽リーダーのメゾソプラノ後藤優子さんとピアノ田村聡子さんもみなさんに会うのを楽しみにしていて、恒例の飾り付けがさらにパワーアップしていました。

冷たい風でちぢこまった体をゆっくりとほぐし、発声練習して喉を温めてから、課題曲を3曲歌いました。
その中になんと『笑点のテーマ』がありました。「え、歌詞があったの?」「知らないわ~」と全員がおどろいていました。この歌のために田村さんは大喜利メンバーの似顔絵をラミネート加工してきてくれたのです(!) もちろん例の「パフ!」と鳴るラッパホーンも準備万端で、みなさんは「あら~!」「あははは」と大喜びでした。常連さんに「せっかくですので…」とホーンを鳴らしていただき、共演しました。もしかして冷や汗が出ていたでしょうか…でも、鳴らし方は良かったですよ。ご協力ありがとうございます!

始まる前は寒い寒いとあちこちから聞こえていましたが、歌ったり笑ったりですっかり身も心も温まった様子、お茶を一服しながらおしゃべりに花が咲いていました。ティータイムのミニコンサートでは後藤さんと田村さんが絶妙のハーモニーでザ・ピーナッツ『恋のフーガ』を披露し、みなさんノリノリで聴いていました。

また、以前にリクエストをいただいていた石川さゆり『天城越え』が演奏されると、多くの女性が「うわ~!」と歓喜の声を上げて盛んに拍手を送っていました。後藤さんと田村さんはクラシック音楽を学んだお二人ですが、昭和歌謡も大好きとのことで、片手間ではない仕上げぶりで情念たっぷりに演奏しました。客席からはやんやの拍手と「ひゅ~!」という声が沸き、大変な盛り上がりを見せました。

終演後に或る方が「おかげさまで寿命が延びました」と、演奏家にお礼を言いました。また別の方は「今度おいしいの作って来るから、食べてね!」と声を掛けていました。
演奏家も私たちスタッフもみなさんが楽しんでくださるおかげでこのサロンを続けることができています。そして町内会の役員さんには準備や片付け、美味しい差し入れに駐車場の雪かき…etc.と大変お世話になっています。こちらこそ御礼申し上げます。いつもありがとうございます。それでは今年もたのしく歌っていきましょう!