お知らせ
気仙沼・新生保育園へ
- 2019.3.11
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東日本大震災から丸8年が経ちました。今朝は台風を思わせるような強い風と大粒の雨です。
この風雨を衝いて演奏家3名が新生保育園にやってきました。出演はクラリネット叶光徳さんとパーカッション小林直央さん、ピアノ相澤やよいさんです。今回の「春のコンサート」は東日本大震災こども未来基金の助成を受けたものです。
会場のゆうぎしつには0歳から3歳までのおちびちゃんたち約60名が待っていました。園長先生のお話しではプロの音楽家による演奏会はこれまで経験がないとのことで、「子供たちが騒いでしまったり飽きてしまったりするかもしれません…」と心配している様子でした。
でも、演奏が始まった途端に子供たちは「わあ」と目を輝かせて、手拍子したり足踏みしたり、あるいはじーっと見つめていたり、とそれぞれの反応を見せていました。先生方はその姿に喜んだり、いつもとちがう面を見て驚いたりしていました。或る女の子が前に跳び出してきて踊る様子に大人たちはニコニコと楽しそうです。
『大きな栗の木の下で』で一緒に手あそびし、『エル・クンバンチェロ』では小林さんのリードでボディーパーカッションに挑戦しました。子供たちは演奏家の真似をしてリズムを感じながら体のあちこちをぽんぽんとたたいていました。
『勇気100%』では先生方も踊り出して「ヘイ!ヘイ!」と掛け声でジャンプ、外の風雨を吹き飛ばすような盛り上がりを見せました。飽きてむずかる子は一人もなく、先生方は「すごいねー」と感心していました。
終演後は子供たちから演奏家にお礼の贈り物が手渡されました。折り紙の指人形とカラフルなしおりです。みんなありがとう!
楽器の片付けが終わり演奏家が園を出ようとしたとき、子供たちが窓から顔を出して「また来てねー!」と大きな声でお見送りをしてくれました。はい、また会いましょうね。