お知らせ

気仙沼・反松公園住宅「祈りの夜のコンサート」

2019.3.11

震災から8年となりました。気仙沼市内で残り僅かとなった仮設住宅の一つ、反松公演住宅の集会所へ夜は伺いました。ここへ伺うのは、もう何度目になるでしょうか。とはいえ、3月11日という特別な日に気仙沼で「復興コンサート」を開催させていただくのは、今回が初めてのことです。出演は、仙台チェンバーアンサンブルから、クラリネットの叶光徳さん、打楽器の小林直央さん。そしてピアノは相澤やよいさんです。

会場には、住民の方、元住民の方など、一人、またひとりとお客様が増えていきました。いつもとは、また違った緊張を感じながら迎えたコンサートでしたが、演奏が始まると、演奏者とお客様との間にある、目に見えない想いのやりとりは、いつもどおりのものにも思えました。少し、体をほぐしましょう、と、ボディパーカッションでの「コーヒールンバ」にも、参加いただきました。この時ばかりは、みなさんもミュージシャンの一員です!

誰にとっても忘れることのできないこの日、一緒に歌っていただいた「北国の春」はいつも以上に、春が待ち遠しく感じられました。お集まりいただいた皆さん、ありがとうございました。また恐らく反松公園住宅に伺うのは、これが最後となるのではないでしょうか…私たちにも、思い出がいっぱいです。代々の自治会長さんほか、役員の皆さん、大変お世話になりました!