お知らせ

田子西中央「音楽ひろば」_11月

2019.11.1

復興センターでは、仙台市宮城野区の防災集団移転地である田子西中央地区にて
未就学児と保護者の方を対象とした音楽あそびの会「音楽ひろば」を2018年12月から始めました。

ほんのいっとき雲行きが怪しくなったものの、おおむね青空が広がった今日は気温があがり、11月に入ったとは思えない陽気となりました。集会所に隣接する公園では、たくさんの子どもたちが青空の下を元気に駆け回っています。普段よりずいぶん子どもの数が多いなと思っていたら、今日は近くの幼稚園のほとんどがお休みなんだとか。クラリネット叶光徳さん・パーカッション小林直央さん・ピアノ八巻和也さんの3人がリハーサルを始めると、漏れ聴こえる音楽に誘われて窓の外から室内を覗きにくる子もいます。町内会長さんに「本番始まったらおいで」と声をかけられ、「◯◯くんと一緒にくる!」とお返事してくれた子もいました。その言葉通りお友達を誘ってきてくれた子や、学校から走って帰ってきてくれた子など、7人のお子さんとその保護者の方々が参加してくれました。

『ジャマイカン・ルンバ』の陽気なメロディで幕を開けた今日の音楽ひろばのテーマは「楽器を作って演奏しよう!」です。叶さんたちも一緒に、ペットボトルのふた2個とビーズで作るシェイカーと、紙コップとガムテープで作る太鼓に挑戦しました。
シェイカーはペットボトルのふたにビーズを入れて、もう一つふたを重ねてテープで止めるだけ。
紙コップ太鼓は、飲み口のほうに布テープを貼って叩く面を作ったらできあがりです。楽器本体ができあがったら、それぞれ好きなテープで装飾してもらいました。
子どもたちはお父さんやお母さんに手伝ってもらいながら、自分だけのオリジナル楽器を作っていました。できあがった楽器を満足げに眺めたかと思うと、キラキラした顔で「もう1個作りたい!」と声を上げた子も。材料を渡すと、1つ目とはまた違った色合いの装飾を施していました。慣れない作業に初めはちょっと遠慮がちだった子も1個目ができあがる頃にはすっかり笑顔になって、完成した楽器を得意そうに見せてくれました。

 

 

さあ、いよいよ完成した楽器を使って演奏してみましょう!今日は『ブラジル』と『エル・クンバンチェロ』の2曲に挑戦です。どちらもテンポが速い曲なので、子どもたちはみんな一生懸命シェイカーを振ったり、太鼓を叩いたりしていました。片手にお母さんと一緒に作ったシェイカー、もう片方には叶さんが紙コップで作ってくれたシェイカーを持った男の子は、町内会長さんの膝に抱っこされながら夢中で楽器を振っていました。とっても楽しそうな様子に、周りのお母さん方もほほえましく見守っていました。

ほかにも恒例の『田子西てあそびうた』や『むすんでひらいて』で手遊びをしたり、『亜麻色の髪の乙女』に耳を傾けたりと、色んな形で音楽を楽しんだ1時間となりました。
次回の「音楽ひろば」は12月13日に開催します。クリスマスにちなんだプログラムを予定していますので、ぜひまたご参加ください。今日作った楽器もぜひ持ってきてくださいね!