お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_1月②

2020.1.21

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)

3/1に迫った『みやぎの「花は咲く」コンサート』を前に、12月からは月に2回の練習となりました。1月も、今日が既に2回目。指導はSop.斎藤翠さん、ピアノは目々澤亜紀さんです。練習は、今日を入れてあと3回!そんな中、今日は久しぶりに、貴重な男声であるKさんが参加。みなさんも拍手喝采で迎えます。

いつものようにストレッチから。今日は色とりどりのセーターが多く、いつものリハーサル室がカラフルなお花畑のようでした。冬至を過ぎ、年が明けて、段々に気持ちも春へと向かっているからでしょうか?

発声練習の最初から、今日は本番を意識した練習です。「みなさん、私の喉を見てください~。歌い始める前から、あくびの喉の準備です。そうすると、喉の両脇がこんな風に膨らみますよね」頭では分かっていても、なかなか出来ない…ものですが、鏡を見ながらそれぞれチャレンジ。「そうそうそう!歌い出す前から、準備するのとしないのとでは、全然違います!」この“準備”が、先生に言われなくとも自分たちでいつもできるように…身体に沁み込ませなくてはなりません…!発声練習の後には季節の歌を2曲ほど。雪がなかなか降らないこの頃ですが、今日の歌は「雪」でした。

曲は「荒城の月」から。先ほど注意されたあくびの喉、それから視線を遠くに!と気を付けて歌いました。「みなさん、とってもいいですよ!欲を言うならば…声のエネルギーが、もっともっと欲しいです!」翠先生の笑顔のままの厳しいご指摘に、みなさん大笑いです。とはいえ、今までに比べると、とても響きのある歌声になってきています。あと3回しか練習がない!という緊張感が、それぞれ今まで言われたことを注意しながら歌う集中力に変わってきたようです。アルトパートの間違いやすいところも、念入りに確認して、ソプラノパートには「子音を言い過ぎずに“引き算”で!」そう意識すると、声がつぶれずに、よい響きが拡がりました!

その後「夢路より」では「ピアノの前奏が聴こえてきたときから、もう息を吸ったり吐いたりして、音楽の流れに乗りながら待ちましょう!」とアドバイスがありました。歌い出す直前に身体が硬くなってしまわないように…これも、意識してやってみると歌い出しの音楽が全く変わりました!「ゴンドラの唄」では「最初からもっとキラキラと!」との翠先生の指摘に、どっと笑い声が溢れました。歌詞に出てくる「命短し恋せよ乙女♪」の雰囲気を、昔を思い出しながら(?)歌ってみます。「ふるさとの四季」では「朧月夜」にたくさん出てくる濁音の、「子音を引き算で!」「母音を歌う」を復習しました。

今回のコンサートで歌うのは、メドレーも含めて8曲。今まで一番多い曲数です。春から歌い始めた曲、それぞれ、毎回指摘をいただくのはここまでくると同じような内容に限られてきました。それだけ、大事なことはどの曲にも共通しており、また、基礎がしっかりと身に付くというのは、繰り返し繰り返し身体に沁み込ませていかなくてはいけないのだな、と思います。

ゲスト出演のみなさんも決定いたしました。11月に名取・サッポロビール園で共演させていただいた音楽ビヤプラザ・ライオン銀座店の、レギュラーメンバーの中から、4名の方が来仙くださいます。皆様どうぞ、足をお運びください!

みやぎの<花は咲く>コンサート2020
◎令和元年度宮城野区文化センター震災復興交流事業
「あなたのオモイ それぞれのカタチ」

3月1日(日) 開演14:00 (開場13:30予定)
宮城野区文化センター パトナホール
入場無料/先着350名

出演
音プラ♪ゾリステン
[ソプラノ末吉朋子 バリトン江原実 トロンボーン竹田年志 ピアノ斎藤美香]
みやぎの「花は咲く」合唱団
指揮 齋藤 翠   ピアノ目々澤亜紀

 

主催:(公財)仙台ひと・まち交流財団 仙台市宮城野区文化センター
企画:(公財)音楽の力による復興センター・東北
お問合せ 宮城野区文化センター 022-257-1213