お知らせ
七ヶ浜町ツアー2019~菖蒲田浜へ~
- 2019.9.2
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今年の宮城県七ヶ浜町ツアー2カ所目は、菖蒲田浜地区避難所です。七ヶ浜町の中でも、特に甚大な津波被害のあった菖蒲田浜地区。集合型の災害公営住宅が建ち、その道路向かいの高台に避難所(集会所)が作られました。海のお母さんたちが集まる菖蒲田浜のコンサートは、昨年に続いて、今年も賑やかな楽しい時間となりました。出演は、マリンバ連弾“桜二重奏”の熊谷昇子さんとホンダヒロヤさんです。七ヶ浜町社会福祉協議会が主催する、地区サロンの一環でお伺いしました。
コンサートはポール・アンカ「ダイアナ」から始まりました。踊り出したくなるようなオールディーズ・ナンバーは、意外な始まりでした。2曲目はガラリと変わって、タンゴに革命をもたらしたと言われるアストール・ピアソラ作曲の「鮫」という曲を。スピード感のあるキリリとかっこよい曲に、演奏が終わると、客席から声ともつかないため息が漏れました。2本のマレット(撥)を、どうやって操っているのかも、実際に見せてもらって、「ほ~」「へ~!」皆さん興味津々です。
“桜二重奏”恒例の「歌声喫茶コーナー」、今年は「365歩のマーチ」でのボディーパーカッションが、ヤマ場です。簡単そうに始まったと見せかけて、中盤では、スピードと瞬発力が必要とされる振付け。見よう見真似でやれているようで、途中から(あれ?ちょっと違う?)という方や、(できた!)と思うとテンポに遅れて、もう曲は先に進んでいる方も多く、あれれれ?とあちらこちらで大笑い。「みなさん、上手ですね~!世界デビューできますね!」と、ホンダさんの名司会ぶりにも乗せられて、うっすら汗をかいてしまうほどに、みなさんハッスルしてくださいました。
すっかり場が和んだ後は、熊谷さんが大ファンだという、アコーディオン奏者 桑山哲也さん作曲「哀愁のミュゼット」を。その、鋭く切ないような文字通り哀愁漂うかっこいい演奏に、みなさんすっかり引きこまれていました。終演後も「とっても楽しかったよ~」「また来てね!どれ、写真撮ってもらうがな」と、大人気のお二人。こちらこそ、笑い声の絶えない時間、とっても楽しく過ごさせていただきました。ありがとうございました!