お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_9月

2020.9.4

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)

今日の仙台は、朝方に降った雨のせいで蒸し暑さが増していました。合唱団のメンバーもじっとりとまとわりつくような暑さには辟易している様子。それでも本番に向けて練習を頑張ろうと、汗をぬぐいながら練習会場に集まってくれました。講師の齋藤翠さん、目々澤亜紀さんと一緒に、今日も頑張っていきましょう。

9月に入り、10月14日のコンサートがいよいよ目前に迫ってきました。3月に予定していたコンサートが延期となったことで練習時間が増えた分、より良い合唱をお客様に聴いていただこうと、翠さんの指導にもいっそう熱が入ります。
前回の練習では美しい響きを保って歌ったり、曲のイメージが伝わる歌い方を意識するなど、大きな成長が見られていました。ところが今日は前回学んだところが少しおろそかになってしまいがちに。歌を聴いていた翠さんの「歌声に夏の疲れが出てしまっていますね」という言葉に頷くメンバーたち。そんなお疲れ気味のメンバーでしたが、翠さんはいいところを積極的に褒めてくれたり、思わず吹き出してしまうようなコメントとともにアドバイスしたりしてくれるので、だんだんと気持ちが盛り上がってきたようです。
今日はどうにも声の響きが落ちてしまいがちでしたが、それは上あごが上がっていないことが原因でした。顔の筋肉をしっかり使い、口角を上げて歌うこと、というのはこれまでずっと教わってきたことですが、マスクをした状態だと口元が見えないので、意識が薄れてしまっていたようです。「私の顔真似をしながら歌ってみましょう」とといった翠さんの、眉を持ち上げて歌っている表情を真似しているうちに、メンバーの歌声も変わっていき、前回の練習で翠さんを感心させた歌声に近づいてきました。最後に練習した曲ではアドバイスされたことがしっかり活かされていて、翠さんにも「とってもよくなりましたよ!」と言ってもらえました。

残暑が長引き、夏の間にたまった疲れがどっと出てくる頃です。熱中症をはじめ体に気を付けつつ、本番に向けてこつこつステップアップしていきましょうね。