お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_11月

2020.11.10

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)

10月14日のコンサートを無事に終えたみやぎの「花は咲く」合唱団。本番の演奏については講師の齋藤翠さん、ピアノ伴奏の目々澤亜紀さんから「とても良かったですよ!」とほめていただき、お客様に書いていただいたアンケートでもたくさんの温かいコメントをいただきました。その反応にメンバーもほっとひと安心した様子です。
しかし合唱団にはもうひとつ、3月にもコンサートが控えています。翠さんは「良い舞台にできたぶん、みなさんが燃え尽き症候群になってしまわないか」と心配していました。大きな舞台を終えて肩の力を抜きたいところですが、もうひと頑張り!気持ちを切らさずいきましょう。

3月のコンサートでは曲目が1つ増える予定です。今日はその曲を重点的に練習しました。
新しい曲は、これまで合唱団があまり歌う機会がなかった三拍子の曲です。なじみの薄いリズムにのりきれないのか、特に3つ目のリズムが正確に刻めていない様子。そんなメンバーに、翠さんは大きな三角形を描きながら「3つ目のリズムをしっかり意識して歌いましょう」と、気になる部分を実際に歌って分かりやすく指導してくれました。
メンバーもいつもは楽譜に落としがちな視線を上げ、三角形を描く指揮を意識しながら歌いました。すると徐々にテンポがそろい、注意されていた3拍子目に音楽がやせてしまうようなこともなくなりました。音程や声の出し方など、これまで気を付けてきたポイントとはまた違った難しさがある課題ですが、意識をそこに向けるだけでも違ってきます。くり返し練習して、リズムを体にしみこませましょう。
もちろん、10月のコンサートで歌った曲も引き続き練習していきます。アンケートでたくさんのお褒めの言葉をいただきましたが、次回のコンサートではさらにレベルアップした合唱をお届けできるよう、こちらもさらに練習を重ねていきましょう!

今日の練習をもって、翠さんは少々お休みに入ります。
12月から合唱団を指導してくださるのは、コンサートでご一緒させていただいたバリトンの江原実さんです。指導してくださる方が変われば、発声へのアプローチなど練習方法も異なってくるもの。「新しい練習方法に触れて、引き出しを増やしてくださいね」という翠さんの言葉を受けて、メンバーも気持ちを新たにした様子でした。
これから本格的な冬がやってきますが、みなさん体調には十分気を付けてお過ごしください。また次回の練習でお会いしましょう!