お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_5月

2021.5.12

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)

新型コロナウィルス感染症の流行に伴う緊急事態宣言と蔓延防止等重点措置のため、仙台市内の多くの公共施設は昨日まで休館していましたが、いよいよ今日から活動再開となりました。「おひさしぶりですねー!」と次々にやってくる合唱団メンバーは元気そうで、安心しました。講師を務めるソプラノ齋藤翠さんも伴奏の目々澤亜紀さんもみなさんとの再開をとても喜んでいました。
とは言え、「5月中は合唱等の大人数が発声する活動は控えるように」との市の方針があるため、今日は歌わずに座学としました。
まずは3月のコンサートの映像を見て、翠さんが改善点を指摘します。緊張のせいでテンポがとても速くなってしまったこと、低い音程での声が頭声ではなくなっていたこと、子音をがんばりすぎて美しい響きが損なわれたこと・・・細かく見ればいろいろと出てきますね。メンバーは「ああそうか」と指摘をかみしめていました。そして、口の開け方、意識の作り方、体の支え方、音程の取り方などを改めて復習します。やればやるほど目標は高くなっていきますね。その都度にあたらしい発見があります。
『夢路より』は8分の9拍子と『ゴンドラの唄』の4分の3拍子はどうちがうのか、手拍子を使ってその曲のノリを確かめました。その様子はダンスのようにも見えました。こんなアクティブな曲があったら楽しそうです。その後は今年度取り組む新曲について要望を聞きました。「何でもいいよ」「難しくないのがいい」と控えめなリクエストがあったので、講師のお二人と事務局で検討することにしました。
早く気兼ねなく歌えるようになることを願うばかりです!!