お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_6月

2021.6.22

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)

宮城県内では新型コロナウィルス感染者数の増加が落ち着き、6月に入ってからは市民センター等での活動がほぼ平常通りに行えることになりました。合唱講師のソプラノ齋藤翠さんとピアノ目々澤亜紀さんは新曲の楽譜を携えて、久しぶりに発声ありの練習ができることを楽しみにして登場しました。
配布されたのは『懐かしの我がケンタッキーの家』『翼をください』『見上げてごらん夜の星を』の3曲です。合唱団メンバーの中には「わあ、こんなにたくさん…」と目が点になっていた人もいましたが、どれもよく知っている歌なのでおおむね前向きに取り組んでいただけました。
翠さんは「ざっくりと感じをつかんでほしいので、歌っちゃいましょう!」と、二部合唱の各パートの音取りをしてメンバーを引っ張ります。果敢に挑むメンバーの音程はもちろんおぼつかない様子ではありましたが、それでもなんとなくの雰囲気は出ていて、怯まずにトライする姿が頼もしく思われました。

 

毎日マスクをつけていると、表情筋の動きが少なくなり、歌う時の口や舌の動きにも影響します。
「発声するときの私の表情を見てください」と翠さんは自らを示して「ざらめのついた飴玉を舌に乗せたときを思い出してください」と、口腔内を広く使うことを繰り返し伝えていました。また、メンバーは歌う前にハミングをして声の響きを当てる場所が高い位置にあることを確認していました。

休憩時間は「私はもう2回目の接種終わったのよ」「私は予約が大変だった~」「大規模接種のほうが早いみたいだね」などなど、ワクチン接種の話で持ち切りでした。次回はみなさん安心して練習に臨めるようになっているでしょうか。とは言え、マスクと手洗いは忘れずに、念には念を入れて対策しながら進めていきたいと思います。それではまた来月!