お知らせ
【花は咲く】福田町南一丁目_11月
- 2013.11.11
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宮城野区被災者交流支援事業 ≪仙台フィルとうたう「花は咲く」合唱団プロジェクト≫
(主催:音楽の力による復興センター・東北、仙台市/助成:ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞)
おおむね60歳以上の津波で被災した方々と毎月1回、仙台市宮城野区内3か所の会場で合唱の練習をしています。
来年4月、仙台フィルと一緒に宮城野区文化センターのステージで歌います。冬の気配を感じさせる風の冷たい日ですが、いつもの顔ぶれが元気に揃いました。前回お休みした方が「これだけは出ようと思って」と用事をやりくりして来てくださいました。伴奏にピアニストの可沼美沙さん、さらには東仙台教会のボランティアスタッフのアンナさん、ステファニーさん、新人ポールさんも加わってとても賑やかな練習会になりました。
今日は11日、震災から2年8か月ということで自治会長さんがご挨拶なさいました。「みんなそれぞれ苦労もありますが、何をするにも健康でなくてはできない。みなさん健康だけは大切にしましょう」との言葉に、みなさんは「そうだねえ」と深くうなづいていました。
今日は母音の発音を中心に練習しました。また、本番を想定して楽譜を見ないで歌うことにもトライしました。背筋を伸ばして歌う様子は、みなさん凛としてステキです。
練習の終わり頃、この仮設住宅周辺の安全を守る岡田交番のおまわりさんがやってきて「移動交番」の時間になりました。電話による詐欺に騙されないように、との話しのあと、護身術のデモンストレーションを見せてくださいました。二人の見事な動きに大きな拍手が湧きました。ところで、8月に初めて練習に行った時から皆さんと一緒に歌い、9月22日には「宮城野の里まつり」で福田町南ぱたから合唱隊の歌う「花は咲く」を指揮した、ボランティアのアンナさんが、12月にポーランドへ帰ることになり、私たちが会えるのは今日が最後とわかりました。学生時代合唱を楽しんでいたアンナさんは、とても音楽が好きで美しい歌声の持ち主でもあり、みなさんと一緒に「花を咲く」を練習してきました。また、日本語がとても上手で、福田町南仮設のみなさんの“アイドル”でもありました。東仙台教会を拠点に15か月、復興支援のために活動してきたそうです。本当に頭が下がります。最後にみんなで記念写真を撮りました(2列目の右から2人目左がアンナさん)。
アンナさん、ポーランドに戻ってもどうぞお元気で!The Miyagino Ward of Sendai and we, as part of larger venture that supports interaction with and between victims of the March 11, 2011 earthquake and tsunami, have begun the “Chorus Group Project: Sing ‘Flowers Will Bloom’ with the Sendai Philharmonic Orchestra”.
The plan is to form a chorus that will be made up of people over sixty years of age and who live within the area that was inundated by the tsunami or in temporary housing in Miyagino Ward. In April of next year, on the Miyagino Ward Cultural Center Stage, they will perform along with the Sendai Philharmonic Orchestra. Under the direction of a professional soprano singer, they will meet once a month to practice.