お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_12月

2021.12.22

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)

クリスマスも間近な今日は、合唱団の今年最後の練習日です。講師の齋藤翠さんと伴奏の目々澤亜紀さんは、クリスマスを意識した鮮やかな色合いのお洋服でやってきました。あっという間に過ぎ去った1年を振り返りつつ、今年の総まとめといきましょう。

新しい課題曲に取り組み始めた頃は音取りに苦労していたメンバーも、最近はだいぶ安定してきたようです。そこで翠さんが出した次なる課題は、自分たちの思いを込めた合唱にすること。それぞれの曲のイメージや、どんなことを思いながらその曲を歌っているか、聴いている人にどんなことを感じてほしいか・・・そういったことを歌声で表現してほしい、とお話してくれました。技術面の指導とは違い、抽象的で少し難しかったかもしれませんが、メンバーは何となく感覚で理解した様子。そのあとの声や歌っているときの表情に、少しずつですが変化がみられました。

また、基本的なことですが、口の開け方が足りていないという指導もありました。指2本が縦に入るくらいが目安です、と言われてやってみると、思っていたよりずっと大きく開ける必要があることが分かります。長らく続くマスク生活で表情筋の動きが小さくなりがちですが、歌うときは意識して口を動かすようにしましょう。

年内最後の練習会は、あれやこれやと詰め込んで内容の濃い時間となりました。たくさん歌って体が温まり、うっかりコートを忘れて帰ろうとする人もいたくらいです。それだけ体を使ったということですね。
次回の練習は1月28日と一ヶ月空くので、みなさん自主練に励んでいただくようお願いします!また来年、元気にお会いしましょう。