お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_4月

2022.4.22

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)

さて、今日は新年度最初の練習会、春を通り越して初夏の陽気に汗ばむほどです。3月のコンサートの熱気冷めやらぬ合唱団メンバーは、新しい歌に取り組む意欲に満ちあふれた様子でやってきました。また、この2年間休団していたメンバーがまた参加できることになり、メンバー一同そして講師のソプラノ齋藤翠さんもピアノ目々澤亜紀さんも再会をとても喜んでいました。

ウォーミングアップでは股関節を回したりストレッチしたり、季節にちなんだ唱歌を軽く歌います。今日は『こいのぼり』『めだかの学校』でした。
呼吸についてもおさらいしました。椅子に腰かけ、上半身を傾けて呼吸すると腹に息が入るのがよく感覚できます。「今日は背中にも息を入れてみてください」と翠さんが言うと、「え??」「は??」とメンバーの間に動揺が走りましたが、横隔膜の構造の解説を聞いて納得していました。呼吸の支えはとても大事ですから、胴体をたっぷり使って吸えるようになりたいですね。

 

翠さんが用意した新曲の候補は『手のひらを太陽に』『四季の歌』『川の流れのように』の3つです。どれもおなじみの曲ですが、ハーモニーで歌うのは初めてのこと。しかも、なかなかに音程の微妙なアレンジなのです。「むずかしい~」と、みなさん途方に暮れそうな感じでしたが、翠さんのやさしく温かいスパルタ指導で、とりあえず全曲ハモってみることをがんばりました。

もちろん音程はガタガタですけど、それでも何となくの雰囲気がわかって、合唱することの楽しみが見えてきた様子でした。
「先生、ここの部分がわかりません」「ここのリズムは?」など質問が出てきました。積極的な様子がいいですね!この調子で、倦まずたゆまず、少しずつ、みんなで進んでいきましょうね。