お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_1月

2023.1.13

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)

今日は2023年最初の練習会。講師の齋藤翠さん、伴奏の目々澤亜紀さんと新年の挨拶を交わして、さっそく練習を始めましょう!
前回の練習から年末年始を挟んで一ヶ月半が経っているので、ウォーミングアップは念入りに行いました。恒例の股関節回しも、回す足が前より重く感じられるような・・・。それでも肋骨を伸ばしたり腹式呼吸の確認をしながら、だんだんと体を目覚めさせていきました。最後はみんなで肩のマッサージ。「あら、カチコチ!」「凝ってるのよ~」なんてお話ししながら、忙しかった師走の疲れをねぎらいました。
体がほぐれたところで発声練習も行いました。お休みの間に声の出し方を忘れてしまっていないかな、と心配していましたが、第一声からきれいな響きの声が出ていました。翠さんも「調子がいいですね!」とほっとした様子です。やはり本番が間近に迫って気合が入っているのでしょうか。その調子で頑張りましょう!

 

 

合唱の練習でも、一ヶ月半のブランクを感じさせない伸びやかな声が出ていました。これまで指導されてきたことがちゃんと身についていて、全体の声量もずいぶん上がっているようです。歌っているメンバー自身にもそれが分かるので、「より良くするために」と翠さんが注意する課題にも意欲的に取り組み、さらなるレベルアップを目指していました。
今日の練習で特に重視したのは、それぞれの曲の最初の歌い出しです。歌い出しがバシッと決まればその後の歌声もすごく良いものになるので、何となくで歌い始めないように、と指導されました。前奏中にこうやって歌う準備をするといいですよ、ということはこれまでに色々とアドバイスされていたので、それらをひっくるめて翠さんからは「みなさん、歌い出す前に”何か”してください!」とのお言葉が。この”何か”は呼吸を意識するのでもいいし、首を伸ばすのでもいい。それぞれが自分なりの方法で「歌うぞ!」と体と気持ちの準備をしてから歌うと、歌い出しの声が明らかに変わりました。その後も翠さんの「はい、何かしてください!」の言葉を受けながら練習に励んだメンバー。終わる頃には汗ばんでいる人もいて、一生懸命だったことが伝わりました。
3月5日の本番まで、残る練習会もあとわずかです。気持ちを切らさず頑張っていきましょう!