お知らせ
【文化庁派遣事業】南中山小学校へ、再び
- 2013.12.3
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*音楽の力による復興センター・東北は、平成25年度文化庁芸術家派遣事業〔東日本大震災復興支援対応〕の音楽プログラムをコーディネートしています。
仙台市立南中山小学校4~6年生297名のもとへ「いろいろな音楽をきいてみよう 弦楽四重奏の調べ」プログラムをお届けしました。出演は杜の弦楽四重奏団(ヴァイオリン岡千春さん・門脇和泉さん、ヴィオラ齋藤恭太さん、チェロ塚野淳一さん)です。
この南中山小学校では、2週間前に1~3年生に「パーカッション!!」プログラムをお届けしたばかりですが、今日はさすが上学年ですね、音楽が始まると、すっと演奏に集中して聴いているのが伝わってきました。演奏家たちの目の前に座っていた子供たちが「曲が進むうちに前に乗り出してくるんじゃないだろうか、というくらい真剣に聴いていて…」と演奏家のみなさんも嬉しかったようです。
楽器の大きさの違いや、弦と弓が何で出来ているかを教わった後は、曲当てクイズもありました。ほぼ全員の手が勢いよく挙がったこの時(左写真)は、大人気だった「あまちゃん」のオープニングテーマの演奏でした。先日終わった学習発表会で、4年生が合奏したそうで、彼らの盛り上がりようと言ったらありませんでした。コンサートが終了し、校長室でひと休みさせていただいて、さてそろそろ帰りましょうか、と廊下に出ると、5年3組のみなさんが感想文やお手紙を書いて待っていてくれました。演奏家はみんなびっくり!!握手を求められ、記念写真を撮ることになりました。それだけでは終わらずに、みんなが作ってくれたアーチのトンネルを抜け、演奏家の車が出発しても、子供たちはしばらく手を振り続けていたのでした。みなさんが本当にコンサートを楽しんでくれたことがわかり、演奏家のみなさんも感激した帰り道となりました。
*In 2013 we coordinate music program of the Agency for Cultural Affairs’ Artist Deployment Project (to support recovery from the Great East Japan Earthquake).
Today we held a performance at Minami-Nakayama Elementary School in Sendai.
The “Forest Strings Quartet” (violin: Chiharu Oka & Izumi Kadowaki, Viola: Kyouta Saitou, cello: Jun-ichi Tsukano) played.
As the performers were about to leave, they came upon some fifth graders in the hallway, who were waiting for them with some letters they had prepared. The letters were about how they felt about the performance. We were asked for a handshake and a photo to remember the occasion by. After that, we passed under an arch that had been made by children, and went outside. Even though we left in our car, the children stood by the whole time waving at us. The performers were quite moved.