お知らせ
【花は咲く】中央市民センター_12月
- 2013.12.3
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宮城野区被災者交流支援事業 ≪仙台フィルとうたう「花は咲く」合唱団プロジェクト≫
(主催:音楽の力による復興センター・東北、仙台市/助成:ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞)
おおむね60歳以上の津波で被災した方々と毎月1回、仙台市宮城野区内3か所の会場で合唱の練習をしています。
来年4月、仙台フィルと一緒に宮城野区文化センターのステージで歌います。なにかと気忙しい師走となりましたが、合唱練習のときは日常からちょっと離れて、楽しく豊かな時間を過ごしましょう。世間では風邪が流行っているようですが、今日もみなさんお元気に集まりました。
講師は仙台オペラ協会の齋藤翠さん、ピアノ伴奏は可沼美沙さんです。練習3回目ともなりますと、みなさん歌うこと自体にはだんだん慣れてきた様子です。
なので、今日は言葉の意味やニュアンスを歌に表現することをいっそう丁寧に練習しました。「kはやさしく、hははっきり」と子音によっても違いがあることや息継ぎのタイミングなど、細かいところも注意しながら歌います。「声を遠くへ飛ばすイメージで」「言葉の表面的な意味につられて音を暗くしてはだめです」などなど、歌は体も頭も心もフル活用する作業ですね。休憩中のおしゃべりの中で「仮設住宅だと近所迷惑になるから声を出して歌えないんだよね」という声がありました。仮設住宅に限らず、日本の住宅事情は似たようなものかもしれません。月に1度の合唱練習ですが、のびのびと発散していただければさいわいです。
中央市民センターでの練習は今回が今年最後になります。ちょっと気が早いですが、「では、よいお年を」「また来年お会いしましょう」とご挨拶してお見送りしました。
The Miyagino Ward of Sendai and we, as part of larger venture that supports interaction with and between victims of the March 11, 2011 earthquake and tsunami, have begun the “Chorus Group Project: Sing ‘Flowers Will Bloom’ with the Sendai Philharmonic Orchestra”.
The plan is to form a chorus that will be made up of people over sixty years of age and who live within the area that was inundated by the tsunami or in temporary housing in Miyagino Ward. In April of next year, on the Miyagino Ward Cultural Center Stage, they will perform along with the Sendai Philharmonic Orchestra. Under the direction of a professional soprano singer, they will meet once a month to practice.
Today we practised expressing the meaning and nuance of words through songs. As we sang we paid close attention to the difference in the sound of consonants, such as “k” which is soft and “h” which is clear and bold.
During the break one person said, “living in temporary housing we can’t sing because it would bother our neighbours”. Although this choral practice is only held once a month, we hope people can let off steam here.