お知らせ
みやぎの「花は咲く」合唱団_7月
- 2023.7.18
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≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)雨が降ったり止んだりの天気ですが、太陽が雲に隠れている分、いくらか過ごしやすい今日です。夏バテしないよう気をつけたいものです。
本日も講師は仙台オペラ協会ソプラノ齋藤翠さんとピアノ目々澤亜紀さんです。よろしくお願いします!
準備体操の中で、腕を肩の高さに上げ、手のひらを外側に向けてぐるぐる回してみました。肩甲骨まわりと腕の付け根がよく動いて「効く~!」というため息まじりの声が聞こえました。同時に胸を開くことにもなり、声を出すのにかなり有効なワークです。
準備体操するとみなさんの体温が上昇して、ついでに室内の気温も上がります。練習中はこまめな水分補給をお忘れなく!
「今日は課題曲の4曲ぜんぶを練習しますからね!」と翠さんが宣言すると、メンバーが「うわぁ…」とざわつきました。明るく楽しいスパルタ指導です。まだ音取りができていないので、どんどん歌って慣れることが大事なのでしょう。
暑さでけだるい気候のせいか、音が湿気って低くなりがちです。「低い音程のときこそ口腔内の高さを保ってください」「大きな飴玉を思い出して」「顎を下げるのではなく、頭蓋骨を上げる意識で歌ってください」とアドバイスがありました。頭蓋骨を上げるのは実際には無理ですが、そういう気持ちになると不思議と声が変わってくるものです。
また、「明るい響きを作るためには、くるくるです!」と、顔の脇で両手をくるくる回す動作をしながら歌いました。これは傍で聴いていても効果がわかる練習法なので、どうぞお試しください。
そのほか、イ段とエ段の発声するときは前歯を出すこと、オ段のときは上唇で音を下向きにしないこと等々、日常会話とは異なる口の使い方が要求されます。
毎回のように注意をされますけども、いずれしっかり身に着くことを願いつつ、諦めないで練習しましょう!