お知らせ
亘理「うたのひろば♪にゃん」_7月
- 2023.7.20
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当センターは歌のサークルMorino花ccoのみなさんと協力して
宮城県亘理町で月に1回「うたのひろば♪にゃん」を2020年9月から開催しています。夏の青空が広がる亘理町、今日のプログラムにある『憧れのハワイ航路』の「晴れた空~そよぐ風~♪」の一節がぴったりです。伴奏の阿部恵美子さんが「歌をイメージした服にしました!」と南国風のシャツを着て登場しました。真夏の気分が盛り上がりますね。
さて、いつものように音楽リーダーのソプラノ岩瀬りゅう子さん(仙台オペラ協会)のご指南によるウォーミングアップから始めました。右手でグー・チョキ・パー、左手で1,2,3…と指折り数えるという難易度の高いワークです。岩瀬さんはらくらくこなしますが、みなさんはかなり混乱していた様子で、むしろ頭脳に汗をかいていた感じでした。
本日の1曲目は『憧れのハワイ航路』です。伸び伸びとして、朗らかで、希望に満ちたこの歌をうたうと、ハワイに行ったことがなくても気分が晴れ晴れとしますね。
続いては、昭和を代表する夏男・加山雄三の『旅人よ』を歌いました。グループサウンズ調のせつないメロディが特長のこの歌に、合唱の心得がある方がハーモニーをつけてくださり、さらに味わい深くなりました。声を重ねることは楽しいものです。
続いては長渕剛『乾杯』でした。岩瀬さんが歌を教えている生徒の中で、或るシニア世代の方が「息子の結婚式で歌いたいので教えてほしい」とこの曲を持ってきたエピソードを紹介しました。サビの部分は誰かを祝福するように、顔を上げて、胸を開いて堂々と歌いましょうとアドバイスがありました。ご自身の思い出に重なる歌だったのでしょうか、あふれる涙を抑えきれない方もいました。
そのほか、『遠くへ行きたい』『南国土佐を後にして』などを歌って、今日のうたのひろばも賑やかに終えることができました。参加者の中にはしばらく療養していた方がいらして、「やっと来れたわ」と笑顔を見せていました。岩瀬さんは「自分もちょっと体調悪いかな…と思うときがあっても、歌うと不思議と元気になるんですよ」と言い、みなさん「そうかもね~」とうなずいていました。室内で元気をチャージできるこの歌の会は、夏に向いているのかもしれません。とは言え、この暑さですから、どうぞご無理なさらないように!それではまた来月に。