お知らせ
〈文化庁芸術家派遣事業〉宮城県立金成支援学校へ
- 2024.10.2
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復興センターは、文化庁令和6年度学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業〈東日本大震災復興支援対応〉を
受託する実行委員会の一員として、音楽プログラムをコーディネートしています。今朝は宮城県の北部にある栗原市の宮城県立金成支援学校を訪れました。出演は仙台オペラ協会のソプラノ松本康子さん、ソプラノ佐藤豊子さん、メゾソプラノ野田みのりさん、ピアノ髙橋侑子さんです。
体育館には小学部から高等部までの全校生徒が集まりました。アニメソングやディズニーソングのほか、オペラアリアも楽しんで聴いていました。ビゼーの歌劇「カルメン」の『アラゴネーズ』が演奏され、松本さんが客席におりてカスタネット演奏を披露すると、「うわぁ…」と子どもたちが息を呑む様子がありました。
松本さんが「オペラの真似っこをしてみよう」と誘うと、「はーい!」と元気よく立ち上がった子が数名、「あぁぁぁぁ~」と高い声を出してみせて、周りの生徒や先生から喝采を浴びていました。
アンコールで『ビリーブ』が演奏されると、「わぁ!」と高等部の生徒たちが立ち上がって一緒に歌い出しました。真っすぐな歌声に演奏家が感激して涙ぐむ場面もありました。みなさん、楽しい時間をありがとう!