お知らせ
みやぎの「花は咲く」合唱団_6月
- 2025.6.18
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≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて仙台市宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や、津波被災地域にお住まいの60歳以上の方々と
毎月1回、合唱の練習をしています。2013年10月から続いている活動です。
(仙台市 音楽の力による震災復興支援事業)梅雨入りした途端に連日の真夏日です。今朝は団員どうしで「暑いねえ~」が挨拶になっていました。もはや夏バテしそうですね。水分補給しながら、のんびり練習しましょう。
今日は、いつも指導にあたっているソプラノ齋藤翠さんがお休みだったので、普段は伴奏を担当する目々澤亜紀さんが歌の指導を受け持ち、伴奏は復興センタースタッフの千田が担当しました。亜紀さんはピアノの演奏や指導だけでなく、コーラスグループに属して演奏することもあり、ご自身の経験を踏まえて、喉の開け方や発声練習を丁寧に行ないました。
まずは『異邦人』を歌います。各パートまだ音取りが充分ではない状態なので、細かいところをくりかえし確認しながら進めます。亜紀さんは音符と音符をつなぐ「タイ」という音楽記号を説明し、滑らかにつなげつつ、きっちり長さを保つことを練習しました。
後半は久しぶりに『花は咲く』をやってみました。はじめは、楽譜を確認しながら歌っていたのですが、譜面に集中するあまり、テンポがふらついてしまいました。メンバーから「いつも楽譜を見ないで歌っているんだから、前を見て歌いましょ!」「指揮についていきますから、よろしく!」という声が上がり、頼もしいことだなあと思いました。
その一方で、ヴォカリーズ等で二部に分かれるところでは音程がいまいち安定せず、改めて音程を確認。歌いなれた曲だからこそ、雑にならないように心がけたいところです。伴奏の千田からは「どなたか、こぶしを回して歌っているのが聞こえます…」と指摘があり、みなさん「ええ?こぶし?」と大笑いする場面もありました。
いやはやこの急な暑さのせいで、軟口蓋や眉毛を高く引き上げる作業がちょっとおっくうに感じられる日だったかもしれませんね。そんな中、急な代打を買って出た亜紀さんと千田さんには御礼申し上げます。メンバーもちょっと違う角度で練習できて、新たな発見があったのではないでしょうか。向暑の折ですが、また来月もがんばりましょう!