お知らせ
【花は咲く】高砂市民センター_3月
- 2014.3.5
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宮城野区被災者交流支援事業 ≪仙台フィルとうたう「花は咲く」合唱団プロジェクト≫
(主催:音楽の力による復興センター・東北、仙台市/助成:ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞)
おおむね60歳以上の津波で被災した方々と毎月1回、仙台市宮城野区内3か所の会場で合唱の練習をしています。
4月23日に宮城野区文化センターのステージで仙台フィルと共演します。今朝は雨降りの仙台です。この時季の雨は「ああ、春だなあ」という気分にさせてくれます。雨空のもと、およそ20名のメンバーが集まりました。
いつものように「健口体操」と発声練習をしたあと、講師の齋藤翠さんが「今日はリズムを意識するウォーミングアップもやってみましょう」と言いました。
まずリズムには表拍と裏拍があることを説明し、童謡の「あんたがたどこさ」を歌いながら「さ」「せ」のときにぱちんと拍手を入れるという課題に挑戦しました。
一見簡単そうですが、いざやってみるとちょっとあわてたりして、脳と全身のウォーミングアップになりました。
そして今日は、本番用の楽譜カバーを配りました。そのためか普段に増して背筋がしゃきんと伸びたように見えました。「どうやって持つのですか?」と質問があったので、まず持ち方から始め、姿勢や視線の置き方もみんなでやってみました。まだぎこちない様子の方も多いですが、きっと次回の練習までには馴染んでくることでしょう。
「楽譜を持つと猫背になる人がいますが、胸を開いてください。私はこんなふうに背中に棒を渡して歌の練習をします」と翠さんがやってみせると、「あら~」と驚嘆の声が上がりました。
合唱練習では、フレーズをなめらかにつなげること、発声は鼻に当てること、口腔内の形を意識すること、音程に惑わされず明るい音色を保つことなどをやりました。
最後に「衣装はどうすればよいの?」「靴はどんなものが?」「歌うときは空腹と満腹のどちらがよいのですか?」と次々に質問があり、みなさんがだんだん本番へ向けて照準を合わせはじめている様子が感じられました。もうすぐ春ですね。