昨年度、仙台市宮城野区被災者交流支援事業として、当センターと宮城野区の協働で ≪仙台フィルとうたう「花は咲く」合唱団プロジェクト≫ を行ないました。宮城野区の仮設住宅または津波浸水地域にお住まいのおおむね60歳以上の方々で合唱団を結成し、 去る4月23日、宮城野区文化センターの晴れ舞台で仙台フィルハーモニー管弦楽団弦楽アンサンブルと共演しました。参加した方々の晴れやかな表情や自信を取り戻した様子に、「歌うこと」が人に及ぼす影響は大きいことを感じました。それと同時に、参加者から強い要望が寄せられたこともあり、「花は咲く」合唱団は今年度、新規メンバーも募集しながら継続する運びとなりました。

 練習初日の今日、高砂市民センターには29名の参加者が集まりました。以前からのメンバーは再会を喜び合い、新メンバーはやや緊張した様子でした。合唱指導は前年度から引き続き、仙台オペラ協会演奏事業部会員ソプラノ歌手の齋藤翠さん、伴奏は可沼美沙さんです。今年は「花は咲く」のほか、四季折々の日本の唱歌をレパートリーにしていきたいと考えています。さっそく「村祭」「ふじの山」などたくさんの楽譜が配られました。人数も増えたので、今後はソプラノ、アルトのパートに分けてハーモニーをつくることに挑戦していきますよ。
新しい課題と目標へ向けて、みなさんあらためましてどうぞよろしくお願いいたします！