お知らせ
石巻・自分の木にて「祈りをこめて part11」
- 2014.9.15
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仙台在住のピアニスト相澤やよいさんが、震災後続けていらっしゃるコンサートシリーズ「祈りをこめて」。県外ではチャリティーコンサートとして開催され、会場で集まった募金や入場料を被災地の音楽団体などに届ける活動をまた被災地では無料のコンサートを、様々な楽器の音楽家と共に開催されています。今回は、石巻でクラリネット奏者日比野裕幸さんとのコンサート。音楽の力による復興センター・東北も共催という形でお手伝いさせていただきました。
会場である「自分の木」は震災前までは喫茶店・ギャラリーとして、またコンサート会場や音楽の練習場所として運営されていました。現在は、希望者があるときだけ今回のように貸し出しているそうです。2,3階が吹き抜けとなった部屋には広いCD棚があり、たくさんのCDが収められていました。オーナーの森さんはクラシックギターを弾かれる他、クラシックも大変お好きなのだそうです。今回は、復興支援のコンサートということで、会場を快く使わせてくださいました。またここを設計された建築家の方と、cl.日比野さんはアフリカで出会って以来のご友人とか…仙台で再会されたのは、それから何年も経ってのこと。ご縁というのは不思議なものですね。
当日はどのくらいの集客となるのか、予想できないまま相澤さん、日比野さんと石巻に向かいました。ところが、開場してみると次から次へとお客さまがいらっしゃり、用意した客席が全て埋まる盛況ぶりでした。小学生、高校生からご年配の方まで、大勢の方が集まってくださいました。クラリネットの音色が堪能できるシューマンの「3つのロマンス」、ショパンの「ワルツ」の他、「イパネマの娘」や「さとうきび畑」なども盛り込まれたプログラムで、あっという間に1時間が過ぎました。
終わってからも皆さん、お名残り惜しく演奏家のお2人とお話しが弾んでいるようす…。スタインウェイのピアノのある素敵な「自分の木」、またここで素敵な音楽会が開けたらと思います。森さん、ありがとうございました!