お知らせ
みやぎの「花は咲く」合唱団_8月
- 2015.8.12
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宮城野区被災者交流支援事業 ≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
仙台市宮城野区の仮設住宅、復興公営住宅、防災移転地区、または
津波被災地域にお住まいのおおむね60歳以上の方々と、
毎月1回合唱の練習をしています。世間はだんだんとお盆休みモードで、今朝は道路や電車がなんとなくいつもより空いていたようです。猛暑猛暑と言いつつも、みちのく仙台ではふとした瞬間に秋の気配が感じられるようになりました。とは言え、やはり歩くと汗だくです。タオル片手にふうふう言いながら今日は29名のメンバーがやって来ました。
合唱指導は仙台オペラ協会の齋藤翠さん、伴奏は合唱練習お久しぶりの可沼美沙さんです。
今日は諸般の事情で調理室での練習開始となりました。なんと冷房設備がなく、窓やドアを開け放って、扇風機を回しながらの練習です。声を出すことは全身運動なので、発声練習をしただけでもそれなりに体温が上がります。「暑いね~」と各自パタパタあおぎながらがんばりました。早めの休憩に入ったところで、いつもの会場を使わせていただけることになり、堰を切ったような勢いで一斉に移動しました。クーラーの有り難さがことのほか身に染みました。適切な室温だとみなさんの集中力が俄然ちがってきますね。
今日は前回に引き続いて『牧場の朝』『達者でナ』、新しい課題として『蘇州夜曲』の二部合唱を練習しました。音程の幅がある曲なので、ソプラノもアルトもそれぞれに挑戦しがいのある選曲です。難しい部分は細かく区切って3回繰り返します。すると、だいたい歌えるようになってしまうんですね(せっかく覚えた音程ですから、どうか次回まで忘れないようにお願いします!)。
「男声は、同じ人数の女声の3倍分パワーが出るんですよ。頑張ってください!」と、翠さんが数少ない男声メンバーにプレッシャーを掛けながら、「背筋を伸ばして、おへその下の丹田の支えをしっかりと」とアドバイス。おじさま方はきりっとした表情で歌っていました。ちょっとしたコツを伝えるとすぐに変化が見えるので、練習は傍で見ていても面白いものですね。
さて、間もなく旧盆です。みなさんそれぞれに思い出す人、思い出すことがあることでしょう。穏やかな週末となりますように。それではまた来月、元気でお会いしましょう。