4月26日（金）、仙台市宮城野区鶴巻東公園仮設住宅集会所で復興コンサートがおこなわれました。
演奏したのは、仙台フィルのヴァイオリニスト小川有紀子さんとチェリスト山本純さん、そして仙台在住のピアニスト星簇亜実さんです。
入口には「西原集会所」という立派な看板が掛けられ、堂々とした雰囲気を醸し出しています。かつての西原地区集会場は津波で流されてしまったのですが、この看板が見つかり、いまは仮設住宅の集会所に掲げられています。みなさんを見守っているかのようです。
今日は、およそ25名の方々に音楽を楽しんでいただきました。会話もはずんで和気藹々とした演奏会でした。
楽器体験コーナーで自治会長さんがチェロに挑戦し、会場から盛んな声援を受けていました。
最後にみんなで「夕焼け小焼け」を歌ったとき、それまでの賑やかさから一転、目を閉じて聴き入る方や涙を流す方もいらっしゃいました。「クラシック音楽は難しいと思っていたけれど、今日は楽しかった。また来てください」とのお声を頂戴しました。

On April 26, 2013, we organized a Concert for Recovery at the community hall in Tsurumaki 1-chome Higashi Park Temporary Housing Area in Miyagino, Sendai. At the entrance there is a big sign which reads: “Nishihara Community Hall”. Although the previous community hall was washed away, the sign was found later and put up again. At the “music instrument experience corner”, the president of the neighborhood association tried the cello, cheered on by the audience. At the end of the concert, everybody together sang a traditional Japanese children’s song, “Yuyake Koyake (Let’s go home in a sunset glow)”. In contrast to the liveliness preceding this, some listened quietly, while others were in tears. We received the following comment: “I thought classical music was difficult to understand, but I simply enjoyed it”.