お知らせ

2015東北こども博へ

2015.10.12

「被災地の子供たちに元気を!」を合言葉に、震災復興支援として2011年から開催されている東北こども博。毎年数万人の親子が来場する一大イベントです。復興センターでは今年もお招きを受け、本日「音のおもちゃ箱♪コンサート」をお届けに行きました。昨日の雨がうそのように、からりとよく晴れた祝日となりました。とても気持ちがいいですね。
さて、今日の出演はマリンバ丹野富美子さん、ソプラノ大内裕子さん、ピアノ澤田和歌子さん。復興コンサート初登場のトリオアンサンブルです。会場には大きなマリンバとさまざまな種類の打楽器、そして「これは楽器なのかな?」と思われるような不思議なものが並べられ、それだけでワクワクしてきます。ベビーカーに乗った赤ちゃんから、仙台大学の学生さん、若いパパママ、おじいちゃんおばあちゃんまで幅広い年齢層のお客さんが集まりました。
オープニングはマリンバとピアノの二重奏で『おもちゃの兵隊』が演奏されました。或る料理番組のテーマ曲としておなじみですね。マリンバのコロコロと転がるような音色が楽しく、お客さんにもすぐに「あ、知ってる!」という反応がありました。
ソプラノの大内さんが歌った『フニクリ・フニクラ』では、声の高さと声量に多くの方が目をみはり、びっくりしていた子供もいました。「じゃあ鬼さんと一緒に踊りましょう!」と言うと、仙台大学の学生さん4名が赤鬼と青鬼で登場し、会場を沸かせました。おなじみの替え歌『鬼のパンツ』を身振り手振りを交えてみんなで歌いました。通路で踊り出す子もいましたよ。DSC_0194
その後、しっとりとしたアイレンベルク『森の水車』で鬼さんたちは小鳥さん役になってバードコールで共演。宮城教育大学で音楽を学ぶ学生さん2名もカッコウの笛や水笛を担当します。本物みたいな小鳥の声があちこちから聞こえるので、子供も大人もきょろきょろしていました。ご協力ありがとうございます!
続いて、「子供たちに伝えていきたい、日本の美しい歌を…」と季節にちなんだ秋のメドレーが演奏されました。大内さんの歌声と澤田さんのやわらかなピアノの調べに、特にお年寄りの方がうっとりと聴き入っていました。
次は、しみじみした雰囲気から一転、コルサコフ『熊ん蜂の飛行』で丹野さんがマリンバの速弾きを披露すると、小さな子たちはもう釘づけ、瞬きも忘れてきらきらした瞳でじっと見つめています。客席からは「すごいねえ」「…ほぉぉ」というため息が漏れ、拍手喝采となりました。
DSC_0195この後もたくさんの楽器を使って、ジブリメドレーや『おもちゃの交響曲』『おもちゃのチャチャチャ』などが演奏され、子供たちは歌ったり飛び跳ねたりしながら、大人たちはリズムを取ったり口ずさんだりしながら、それぞれに音楽を楽しんでいました。まさに、おもちゃ箱みたいな楽しいプログラムでした。
終演後に、ご高齢のご婦人が「こんなに間近で聴かせてもらって嬉しかった」「本当に楽しかったです」「船岡では音楽を聴く機会がないから、絶対来ようと思って来たの」とわざわざお礼を言いに来てくださいました。上気したような満面の笑顔で、心底楽しんでくださったことが伝わってきました。演奏家も同じように嬉しそうでした。
音楽を介して、子供もお年寄りも一緒に集える場があることはいいですね。楽しい秋の一日でした。