お知らせ
みやぎの「花は咲く」合唱団_7月
- 2025.7.25
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≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて仙台市宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や、津波被災地域にお住まいの60歳以上の方々と
毎月1回、合唱の練習をしています。2013年10月から続いている活動です。
(仙台市 音楽の力による震災復興支援事業)いつも練習の拠点にしている宮城野区文化センターが予約でいっぱいだったため、今日は仙台駅の東側にある仙台市生涯学習支援センターの第一音楽室を借りました。この炎天下に、はたして合唱団員は迷わずに来られるかしらん…と若干気を揉みましたが、滞りなく練習を始めることができてほっとしました。講師のソプラノ齋藤翠さん(仙台オペラ協会)とピアノ目々澤亜紀さんも無事に到着し、「いつもと違って新鮮な感じですね」とグランドピアノを使えてうれしそうでした。
まず簡単な体操でウォーミングアップしたあとに、のど慣らしで唱歌の『海』を2種うたいました。「海は広いな…」と「松原遠く…」ですが、どちらも三拍子なんですね。海の広々としたさまや波がゆったり往来するさまを表すのに、三拍子が向いていたのでしょうか。じりじりと日が照りつける今日にぴったりの歌でした。
今日は『春のメドレー』『異邦人』を重点的に練習しました。「のどがしっかり開いてないですね」と、翠さんから鋭い指摘が飛びます。「大きな声を出そうとして喉を閉めてはダメですよ、熱々のたこ焼きをほおばったときを思い出しましょう」
この合唱団も結成10年になりますが、いまだに「大きな声で歌わなきゃ!」という呪縛にとらわれることがあるようです。大きな声よりも。母音の豊かな響き、澄んだ響きをつくることを身につけたいものです。
いまだに…と言えば、練習の最中に何か疑問が湧いてきても恥ずかしがって質問できない人が多いのですが、今日は「先生、この記号はどういう意味ですか?」「ここの音程がわからないので、おしえてください」など、積極的な様子が見られました。どういう風の吹きまわしなのかはわかりませんが、今後ともその調子で進んでください!