お知らせ
しおかぜホーム「おやこふれあいコンサート」
- 2025.8.9
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松島町で「食」を通して親子に寄り添う活動をしている団体〈しおかぜホーム〉。今日は、その〈しおかぜホーム〉が「こども食堂」などの活動場所としている松島町文化観光交流館アトレ・るHallに伺い、呼びかけで集まった子ども達やご家族を対象にコンサートを開催しました。本日の出演は、弦楽四重奏MK&Fontana Quartet(ヴァイオリン小野英駿さん・門脇和泉さん、ヴィオラ駒込綾さん、チェロ佐々木杜洋さん)のみなさんです。
コンサートは、まずアニメソングの『勇気100%』でにぎやかに開幕!弦楽四重奏を聴いたことのない子ども達のハートを最初からガッチリつかんだ様子でした。オープニングで迫力満点の演奏を聴いた後は、ヴァイオリンの和泉お姉さんが、三種類の弦楽器をひとつずつ解説してくれました。「ヴァイオリンとヴィオラってどのくらい大きさ違うのかな~?」と、二つの楽器を並べて見せてくれたり、「この弓は何でできているか知っている人いるかな~?正解は・・・、馬のしっぽです!」と、綾お姉さんが実際に弓を外して近くで見せてくれたり。弦楽器を間近に見るのは初めてのようで、子どもも大人も興味津々で見入っていました。
続いて二曲目はCreepy Nutsの『Bling-Bang-Bang-Born』です。もうこの曲といえば、ひじを曲げて横に動かす振り付けですね!子ども達は学校やお家でも踊っているようで、ノリノリで踊ってくれました。
そして今日のスペシャル・プログラムは、綾お姉さんの軽妙なトークによるイントロクイズ・コーナー!『アンパンマンのマーチ』『さんぽ』『名探偵コナンのテーマ』『君をのせて』『アンダー・ザ・シー』『ムーンライト伝説』など盛り沢山のイントロクイズで大いに盛り上がりました。『さんぽ』ではヴァイオリンのおのっち(小野さん)が演奏しながら客席内を練り歩き、子ども達は自分の近くに来ると嬉しそうに(ちょっと恥ずかしそうに)して演奏を楽しんでいました。
コンサートの終盤は、弦楽四重奏の演奏に合わせて、みんなで『世界に一つだけの花』と『にじ』を合唱しました。『にじ』を歌っている時は、後ろの方でいつの間にか合唱隊が結成されていました(笑)。知っている曲が歌えてみんなホントに嬉しそう。小さな子ども達も幼稚園でよく踊っているのかな?立ち上がって振り付けを披露してくれる子たちもいました。
終演後、イントロクイズ・コーナーで回答したお子さんが書いてくれたアンケートには「自分がしっている曲が多くておもしろかったし、こたえられてうれしかったです。」という喜びの声がありました。また、親御さんからは「子供の知っている曲ばかりで、とても楽しく時間が過ぎました。子供が静かに聴いていられるか心配でしたが、そんな心配もいらず、楽しんでいたようでした。ありがとうございました。」と、感謝の言葉をいただきました。会場も広々としていて、子どもも大人も伸び伸びと気兼ねなく音楽を楽しんでもらえたようで何よりでした。そして、〈しおかぜホーム〉のスタッフのみなさん、本当にありがとうございました。またお会いできますように。
※この公演は〈特定非営利活動法人東日本大震災こども未来基金〉の助成をいただきました。この基金は、愛知県豊橋市の忠内政惠さんと滋賀県草津市の三上きせさんがこの基金に委ねられた遺産をもとに「忠内政惠・三上きせ記念基金」を設け、その資金から、東日本大震災で被災した地域の子どもたちを支援する活動をしている団体を助成するものです。音楽の力による復興センター・東北では、この基金から助成を受け、被災地域の子どもたちに音楽を届け続けています。
NPO法人東日本大震災こども未来基金 https://www.mirai-kikin.com/