お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_8月

2025.8.25

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて仙台市宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や、津波被災地域にお住まいの60歳以上の方々と
毎月1回、合唱の練習をしています。2013年10月から続いている活動です。
(仙台市 音楽の力による震災復興支援事業)

お盆を過ぎればこの酷暑も和らぐのでは…という淡い期待もむなしく、連日むし暑い日が続いています。そんな暑さニモマケズ、今日の練習は全員参加となりました。夏バテなんか吹き飛ばして、張り切って歌っていきましょう!講師のソプラノ齋藤翠さん(仙台オペラ協会)とピアノ目々澤亜紀さん、今日もどうぞよろしくお願いします!

恒例のウォーミングアップのあと、発声練習では翠さんから「みなさん、『え』の口になると喉が閉じちゃうようなので、口に指2本を縦に入れて歌ってみましょうか」とアドバイスがありました。実際やってみると、指2本といえど意外と口を開けなくてはいけないので、少しやっただけでも顎の筋肉が痛くなってきました(笑)。でも、そうするだけで出てくる声はだいぶ変わってくるように感じます。基本中の基本なので、すっと自然にできるようになりたいものですね。

さて、今日は『春のメドレー』を重点的に練習しました。3月のコンサートで歌っている曲なので、みなさんよく歌えているのですが、さらに上を目指してブラッシュアップです。

『どじょっこふなっこ』の「(はるに)な・れ・ば、(すがこも)と・け・て」のスタッカートとスラーが一緒に書かれている部分(メゾスタッカートやポルタートと呼ばれる記号)で、翠さんが「そこは短く切り過ぎず、でも繋げずに…」とアドバイスしました。スタッカートとスラーの中間をとるのはなかなか難しいのですが、みなさん一度言われただけでも何となく感じはつかめたようです。長年の練習の賜物ですね。
後半はこの4月から始めた新曲『夢をあきらめないで』と『異邦人』を練習しました。翠さんから「そろそろ歌詞のない部分は楽譜を見ないで歌ってみましょうか!」というオーダーが出たのですが「ええ~!」「ちょっとまだ無理…」とみなさん一様に不安そう。でも、まずはやってみましょうと、自信なさげではありますが、翠さんのリードに沿って歌ってみました。3月の本番まであと半年余りですので、そろそろ暗譜を心がけて練習していかなければなりませんね。
早いもので、今年度の練習ももう折り返し地点に近づいてきました。体調には気をつけて、一回一回の練習を大切にして頑張ってまいりましょう!