お知らせ
荒井東「音楽サロン」_9月
- 2025.9.16
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仙台市若林区にある復興公営住宅の荒井東町内会からの依頼で
2018年4月から歌を楽しむ会をお届けしています。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)今年の夏は、仙台で観測史上最高気温を記録するような猛暑の夏でしたが、気づけば9月も半ばを過ぎました。少しは涼しくなるかと期待していたのですが、今日も仙台の気温は30℃超え!そんな暑さの中でしたが、音楽サロンにはご新規さん(なんと4名も!)含めて沢山の方が参加しました。
さあ!今日は音楽リーダーのメゾソプラノ後藤優子さんとピアノ田村聡子さんが、ノリノリの曲から夏の終わりを感じさせるしっとりとした曲まで、バラエティーに富んだプログラムを用意してきましたよ。楽しみですね~。まずはしっかりストレッチと発声を行なった後、童謡『夕日』に合わせて体操しながら歌いました。腕を上げたり下げたり、開いたり閉じたりといった感じで、上半身を大きく動かす振りが多いので、肩甲骨あたりがだいぶほぐれてきました。こうやってウォーミングアップをしっかり行うと、声が出しやすくなっていい歌声になるような気がします。
続いては、昭和39年から放送されて大ヒットした人形劇『ひょっこりひょうたん島』の主題歌を歌いました。懐かしいですね~。こんなノリノリの曲ならば、と音楽リーダーのお二人が準備したマラカスを、みなさん思い思いのリズムでシャカシャカ♪シャカシャカ♪ 前回の音楽サロンでもマラカスは大好評で大盛り上がりとなりましたが、今回もみなさんとっても楽しそう。多少のリズムの乱れはご愛敬ということで(笑)。
後半のミニコンサートでは、聡子さんが「今日は、月にちなんだ曲を選んできました」と、まず『雨降りお月さん』のジャズアレンジ版を演奏しました。この曲は野口雨情作詞、中山晋平作曲の有名な日本の童謡ですが、ジャズ風にアレンジするとこんなにお洒落な雰囲気になるのですね。みなさん気持ち良さそうに、聡子さんが奏でるピアノの音色に身をゆだねていました。
続いて優子さんも「月」にちなんだ曲ということで、『月の沙漠』『ムーン・リバー』『月がとっても青いから』の3曲を披露しました。
『ムーン・リバー』はあの有名な映画『ティファニーで朝食を』の劇中でオードリー・ヘプバーンが歌った曲です。前回の音楽サロンで「次は映画音楽が聞いてみたいね~」というリクエストがあったこともあり、優子さんが曲名をコールするやいなや、女性陣から「きゃー♡」という歓声があがりました。英語で歌う優子さんと聡子さんのハモリがそれはそれは美しく、映画のワンシーンを思い浮かべているのでしょうか、多くの人が目を閉じてうっとりと聴き入っていました。ラストを飾るのは、菅原都々子の大ヒット曲『月がとっても青いから』。優子さんが3番の途中から、都々子さんそっくりの独特のビブラートで歌い出したので、みなさん「似てる!似てる!」と拍手喝采。みなさんに楽しんでもらいたい!という、優子さんのエンターテイナー気質には脱帽です。
今日の音楽サロンには「定年になって平日が休みになったから、やっと来れるようになったのよ」という初めての方もいらっしゃいました。常連さんは勿論のこと、こうやって新しい方が来てくれるのは本当に嬉しいものです。初心者さんの参加も大歓迎ですので、これからもどうぞお気軽にいらしてくださいね。