お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_9月

2025.9.17

《みやぎの「花は咲く」合唱団》
かつて仙台市宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や、
津波被災地域にお住まいの60歳以上の方々と
毎月1回、合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市 音楽の力による震災復興支援事業)

仙台は朝晩めっきり涼しくなりました。歌の練習に身が入る季節到来ですね。今日も講師のソプラノ齋藤翠さん(仙台オペラ協会)とピアノ目々澤亜紀さんと一緒に励みましょう♫

ウォーミングアップでは恒例の肩もみでお互いをねぎらいました。夏の暑さで疲れた体にしみるようです。
「お疲れさま~」「あ~気持ちいいねえ」
ふ~っと出るため息とともに身体がゆるんでいきました。「みんなで歌う」という一体感も感じられる、良いワークです。

さて、まずは『夢をあきらめないで』から、リズムの表現について重点的に練習しました。シンコペーションを明確に歌うことが目標です。翠さんいわく、「歌がパリッとして、若々しく聞こえますから、がんばって!」

 

この歌そのものが「相手を励ます」内容なので、生き生きと歌って、聴く人に言葉とエネルギーを届けたい。そのためには、気持ちだけでなく、リズムを表現することも大事なわけです。ちょっとつんのめったり、出遅れたりする人がいましたが、何度も練習するうちにだんだん揃ってきました。歌声が揃うと、それだけでうれしいものですね。
他の曲でも共通して指摘されたのが、「顔の筋肉を全部使うイメージで歌う」ということです。眉毛を上げ、目を見開き、頬と口の天井も上げる。顔だけなのに、この状態キープするのはけっこう体力が要るし、汗ばんでくるほどです。歌ってみると、声が確かに、はつらつと明るくなりました。
みなさんはその変化を実感しつつも「わかっちゃいるけど…」な様子でした。この10年、言われ続けていることではありますが、無意識のうちにできるようになるにはもうひと頑張りですね。あきらめないで!
芸術の秋を迎え、団員の歌ごころエンジンがかかってきた感じもあります。この調子で進みましょう。
また来月、よろしくお願いします。