お知らせ

「みんなの音楽祭 in 松岩公民館Ⅲ」開催しました!

2025.9.21


本公演は宮城県「芸術銀河2025 音楽アウトリーチ普及事業」の一環で行いました。
主催=みやぎ県民文化創造の祭典実行委員会(芸術銀河)
共催=気仙沼市松岩公民館 公益財団法人音楽の力による復興センター・東北

秋晴れの下、昨年に続き松岩公民館「みんなの音楽祭」を共催しました。出演は仙台チェンバーウィンズ、cl.叶光徳さん、fl.渡邉珠希さん、per.小林直央さん、pf.門脇麻美さんです。このメンバーでの松岩公民館出演は2回目、前回はクリスマスの時期だったことを、懐かしく思いだしました。

障害のある人もない人も、いっしょに、音楽を楽しみませんか?というのが松岩公民館が提唱する「みんなの音楽祭」です。支援学校やグループホーム、就労支援施設にもお声がけしました。季節のよいこの時期は、お祭り、運動会、イベントも多く、お彼岸も重なって、見込みよりは少ない参加となったことは残念でしたが、その分、研修室に会場を変更し、アットホームな雰囲気で行うことができました。

小学生から90代までが集い、クラリネットが曲の中で小さくなっていってしまう(?!)「だんだん小さく」をはじめとした、たっぷりの楽器紹介と、ディズニーから「歌の翼に」、1人5役の「剣の舞」、「きよしのズンドコ節」や橋幸夫・吉永小百合「いつでも夢を」まで…盛りだくさんな中でも、それぞれの楽器の個性をしっかり楽しんでいただきながら、ボディパーカッションにみんなで挑戦したり、秋メドレーの曲名・曲数当てクイズで頭をほぐしたり、なつかしい歌謡曲に、昔を思い出して元気になれた、という声もありました。

回収した感想カードには、思いがけず、びっしりと書いてくださる方が多く、その中にこんな感想もありました。「すばらしい演そうありがとうございました。それぞれの楽器の音色をじっくりと聞かせて頂きました。こんなにすばらしい世界があるのにびっくりしました」なんて素敵なご感想をいただいたのだろうと、出演されたみなさんと共に感激してしまいました。もう随分と長く一緒に演奏されているメンバーのみなさん。互いへの信頼と、刺激を受け合う関係を保っていらっしゃることと、それぞれの自身に対する厳しさと、長く続けてきたからこその、今の演奏や選曲・内容は、これまでの積み重ねの先にあるものでした。そのことが受け取る方にも伝わっていたのかな、と思えました。

小学生の参加は1人だけでしたが、最初のクラシックコーナーで飽きてしまったものの、館長の機転で、絵本や車の🚗フィギュアを手に、しばらくすると戻ってきてくれました。そしてアンコールの「情熱大陸」では、前奏が始まった途端、それまでとは全く違う嬉しそうなお顔。この曲が大好きなのだそうで、立ち上がって踊り出すほどでした!最後の最後に、彼の嬉しそうなお顔を見られてほっとしました。唐桑の施設からいらしたみなさんも、ボディパーカッション含め、最後まで一緒に楽しんでくれました。障害のある方もない方も、隣り合っていっしょに楽しむということ。もっともっとこういう場が広がればと思います。館長からは「来年も、やります!」と宣言が。またみなさんにお会いできますように!