この事業は宮城県「芸術銀河2025 音楽アウトリーチ普及事業」の一環で行ないました
主催=みやぎ県民文化創造の祭典実行委員会（芸術銀河）
共催=公益財団法人音楽の力による復興センター・東北
涌谷わくわくこどもカフェ

昨晩から降り始めた雪ですっかり冬景色となった本日は、涌谷町にある涌谷公民館の交流ホールに伺い、クリスマスコンサートを開催しました。ここを拠点に活動している〈わくわくこどもカフェ〉の参加者のみなさんへ、お昼ごはんの前にちょっとだけ音楽のクリスマスプレゼント！こちらの〈わくわくこどもカフェ〉は、子どもから高齢の方までどなたでも参加OKの「こども食堂」で、世代を超えた交流の場になっています。

さあ、本日の出演はコモド・トリオのみなさん（オーボエ高階睦さん、クラリネット小竹一成さん、ピアノ神尾絢佳さん）です。大雪にもかかわらず、子どもから大人まで沢山の方が来場してくれました。そしてコンサートは「こども食堂」にちなんで、まずキューピー３分クッキングのテーマ音楽で幕開け。それからクリスマスメドレーやアニメソング、『見上げてごらん夜の星を』など、幅広い年齢層の方々が楽しめるような多彩なプログラムが演奏されました。

コンサートの中盤では、今日演奏している３つの楽器の紹介を兼ねた三択クイズがありました。オーボエの名前の由来やピアノの鍵盤数、クラリネットの楽器の構造など、演奏家でなければなかなか知らないような豆知識が紹介され、会場はひとしきり盛り上がりをみせました。

そしてコンサートの終盤は、『にじ』の歌詞を表現した手の振り付けを高階さんが披露し、演奏に合わせて会場のみなさんと一緒に踊りました。「虹が虹が空にかかって」や「きっと明日はいい天気」という歌詞のところでは腕を大きく動かすしぐさがあるので、シンプルな振り付けではありますが、座ってやっていても中々の運動量。今日の大雪でだいぶ体は冷えきっていましたが、だんだんポカポカと温かくなってきましたね。

終演後、ご飯を食べながら書いてくれたアンケートには「音色がとてもきれいで優しくて癒されました。こういう時間も必要だなぁと思いました。」「普段なかなか聴けないとてもステキなコンサートでした♡ Xmas気分に浸りました」「初めて参加しました。今日来れたことに感謝いたします。すばらしい演奏でした。」「楽器の紹介も勉強になり、音楽に合わせた手のダンスはリハビリに良いかも。」というお声がありました。〈わくわくこどもカフェ〉のスタッフさんからも「大雪の中、たくさんの方々が集まってくれて良かったです。みんな期待してるのだなあ。いやされました。」といった喜びの声が聞けました。会場も広々としていて、子どもも大人も伸び伸びと気兼ねなく音楽を楽しんでもらえたようで何よりでした。参加者のみなさん、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。