お知らせ
泉中央南「歌声サロン」_1月
- 2026.1.19
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仙台市泉区の復興公営住宅で2015年10月から「歌声サロン」を始めました。
復興センターでは音楽リーダーをコーディネートし、
泉中央南町内会と協働してこのサロンを開催しています。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)仙台の冬らしい、朝からとても風の強い一日となりました。今年はじめての泉中央南「歌声サロン」。音楽リーダーは今日も佐藤瑛利子さん、ピアノは原田満梨奈さんです。今日のミニコンサートは、お正月らしく「ニュー・イヤー・コンサート」風にしたいと思って…と瑛利子さん。どんな趣向が凝らされているのか、楽しみです。ここ数日で、寒さが急に厳しくなったこともあってか、いつもよりは少し少ない人数でのスタートとなりました。それでも「ここまでお話ししながらだけど20分、歩いてきたの~」と言う方も!この風の強い日に、それでも頑張って行こう!と、楽しみにいらしていただいた様子をお聞きして、びっくりするやら、嬉しいやら、の始まりでした。

まずは、寒さで硬く強張ってしまった体を、ゆっくりほぐすところから。首を左に傾けて~右に~、首・肩もゆっくり回します。「肩甲骨の周りの筋肉を、大きく動かすようなつもりで~」と瑛利子さんからアドバイス。「大分、体がぽかぽかしてきたのではないでしょうか?
次の発声練習は、動物の鳴き声を真似してみましょう。みなさん、今年は?そうです、午年ですね、ではご一緒に。ヒヒィ~~~ン!」「ヒヒィ~ン!!」「みなさん、いいですねぇ!そうですそうです、その感じでいきましょう!では、遠くに呼びかける時のヒヒィ~ン!」え?え??と迷う暇もなく「ヒヒィ~ン!」その後も「危険を知らせる時」「お母さんに甘える時」「勇壮果敢に!」瑛利子さんの指示に、演技派のみなさんも応えます。最後はしっかり、身体を張った声が聞こえてきました。ウォーミングアップを兼ねた「幸せなら手をたたこう」では、「しあわせならVサイン」「イェ~イ!」というオリジナルも登場して、みんなで盛り上がりました。


今日みんなで歌うのは、この季節にぴったりの「早春賦と、倍賞千恵子さんが歌った「下町の太陽」、それに坂本九さんの「上を向いて歩こう」。音域の広い「早春賦」では「高いところを歌う時は、ヒヒィ~ン!を思い出して歌うと、高い声も出やすくなりますよ!」言われてやってみると、確かにさっきよりも、みなさんちょっと声が出しやすそうです。また「3拍子を意識して歌ってみましょうね」少し、心はずむような気分になって春が待ち遠しくなりますね。「下町の太陽」はお若い方は初めて聞く歌とのこと。「あ~あ~ たいように~♪の『た』に向かって気持ちを持って行きましょうね」「そうですそうです、素晴らしい!」瑛利子さんに褒められて、みなさんも、にっこりです。大人になってから褒められることってなかなかありませんが、やっぱりうれしいですよね。「上を向いて歩こう」では、口笛の部分にアルトリコーダーが登場!ズンチャ、ズンチャのビートを感じながら歌ってみましょう~との声に、指先で指揮を振る真似をしながら歌われる方も。夜空のきれいな冬の時期に、ぴったりの歌でもありました。
そしていよいよ「ニュー・イヤー・コンサートin泉中央南」の開幕です!瑛利子さんは、お正月に日本でも生中継される、ウィーンフィルの「ニューイヤーコンサート」を毎年楽しみされているそうです。今回の「歌声サロン」も、「新年初めてのサロンなので、そのニューイヤー・コンサートの雰囲気を、少しでもお届けできたらと思います!まずは、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートでも演奏されることの多い『春の声』という曲です」オーケストラの(楽器だけの)演奏で聴くことの多いこの曲ですが、歌詞のついた歌でもあるんですね!広い音域をコロコロと真珠の転がるように技巧的に歌われるこの曲、その、瑛利子さんの見事な歌声に、終わると拍手喝采!3拍子の楽しいワルツに、一気にサロンの雰囲気も華やかになりました。


続いてはピアノの満梨奈さんの独奏で、「今年は午年ということで、この曲が弾きたいな、と思って、今日のためにアレンジしてきました!」と選んだのは、ロッシーニ作曲のオペラ「ウィリアム・テル」序曲!日本では運動会でもおなじみですが、威勢の良い馬たちの疾走が思い浮かぶようなかっこいい1曲に、また大きな拍手です。そしてがらりと雰囲気を変えて、瑛利子さんが最後に歌ったのは、八代亜紀さんがデビュー50周年に出された「明日に生きる愛の歌」。初めて聴く方が多かったようでしたが、「たまたま聴こえてきたこの歌が、その時の私の心に、とても刺さりまして…いつか自分でも歌ってみたい、と思っていたんです」そう紹介された1曲、感謝と優しさに溢れたあたたかな言葉と、瑛利子さんの明るい歌声がぴったりとはまり、みなさんじっくりと、耳を傾けていました。こちらもまた、歌が終わると、ふわぁっと、大きな大きな拍手が送られました。これでコンサートは終わり…?いえいえ、最後はニューイヤーコンサートではお決まりの「ラデツキー行進曲」が待っていました。こちらも初め瑛利子さんはアルト・リコーダーで華を添え、途中からはみなさんと一緒に手拍子を。音楽に合わせて、小さな手拍子、大きな手拍子と変化を楽しみました。曲が終わると同時に、瑛利子さんと満梨奈さんが声を合わせて「ハッピー・ニュー・イヤー!!」なんとも新年らしい、サロンの締めとなりました!
今日もまた、幅の広いジャンルの曲目となりましたが、帰る頃にはみなさん、体もポカポカとあたたまって、笑顔笑顔のお別れとなりました。次にお会いする3月は、もう少し寒さが緩んでいるころでしょうか…今年も、2か月に一度のサロンでまたお会いしましょう。楽しみにお待ちしております!

