お知らせ

「新春ほのぼのコンサート」富岡町いわき平交流サロンへ

2026.1.13

寒い日が続いている仙台とはうってかわって、日差しの暖かい冬日和のいわき市。今日は、数年振りとなる富岡町生活復興支援センターいわき平交流サロンへ伺いました。富岡町から6,000人余りの方が避難・移住されたいわき市には、富岡町役場いわき支所や富岡町社会福祉協議会いわき支所があり、この富岡町いわき平交流サロンも同じ敷地内にあります。数年前から活動規模が縮小となり、スタッフ数は少なくなりましたが、折り紙教室やパッチワーク、体操やヨガなど、様々な学びあいや仲間づくりの催しが、ほぼ毎日のように開催されている活気のあるサロンです。

本日の出演は、いわき市がご出身のお二人。仙台フィル副首席コントラバス奏者の名和俊さんと、同首席トロンボーン奏者の紺野駿人さんです。コントラバスとトロンボーンという、なかなか聴くことがない組み合わせのデュエットを楽しみにされていた方も多かったようで、その期待感もあってか、予想以上に多くのお客様がお越しくださり満員御礼となりました。

コンサートの幕開けは、エルガー作曲『トロンボーンとコントラバスのための二重奏曲』。お二人の演奏が始まった途端に、美しく豊かな音色と、お二人のぴったりと合わせた呼吸に、みなさんすっかり引きこまれていらっしゃる様子です。続いて紺野さんのソロで、バーンスタイン作曲『ミッピー2世のためのエレジー』が演奏されました。東京藝術大学在学中に仙台フィルのオーディションを受け、なんと19歳という若さで見事トロンボーン首席として入団された紺野さんの奏でる音色は、もう流石としか言いようがない圧巻の演奏でした。続いて、コントラバスの名和さん独奏によるバッハ作曲『無伴奏チェロ組曲第1番』より『メヌエット』。普段はオーケストラの縁の下の力持ち的な役割のコントラバスが、名和さんの手にかかると、こんなにもゆったりと、優しく包み込んでくれるような音色で歌う楽器になるのですね。お客さんもスタッフも、うっとりと聴き入っているようでした。

クラシックだけでなく、シネマメドレー(『第三の男』『ゴッドファーザー』『Time to say good-bye』)や、ビートルズメドレー(『レット・イット・ビー』『ヘルプ!』『オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ』など)といったお馴染みの曲も演奏されたので、みなさん懐かしそうに聴きながら楽しまれていました。そして演奏の合間には、楽器の紹介やクイズコーナーもあり、また、名和さんと紺野さんの母校であるいわき湯本高校時代の思い出話に花が咲き、終始和気あいあいとした雰囲気に包まれたコンサートとなりました。最後は、こちらのサロンのコンサートでは恒例となっていた、富岡町民歌「富岡わがまち」をアンコールとして皆さんと一緒に歌い、お開きとなりました。

終演後、たくさんの方がアンケートを書いてくださり「コントラバスとトロンボーンのコンサート、どんな音色をかもすものかと楽しみにしていました。どちらかといえばマイナーな楽器ととらえていましたが、すてきな音色で感動しました。」「近くで見る聞く機会があってすごくありがたいです。せんさいな指使いもみることができました。ありがとうございます。ステキな一時を過ごせました。」「コントラバスとトロンボーンだけなのに、とてもすてきなハーモニーでした。映画音楽、クラシック、日本のなつかしの歌、ビートルズなどの曲、ほとんどわかる曲で楽しませていただきました。」「大変いい企画ですね。すばらしい音色です。うっとりしました。復興の力をありがとう。頑張らなければネ‼」といった喜びの声が聞けました。また、今日のコンサートには、会場の隣のお部屋でやっていたリトミック教室の親子のみなさんが当日飛び入り参加していたので、そのママさん達からは「2才の娘が初めて本物の音楽に触れることができました。参加させていただき、ありがとうございました。」という喜びの言葉もいただけました。

参加者のみなさん、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。また、お会いできますように…。