休憩の間に会場のお客さまもいくらか入れ替り、雰囲気も新たに開演した第二部は、第一部と同じく中学生の歌声で始まりました。仙台市立上杉山中学校合唱部の皆さんです。部員16人で切ない歌詞が心に染みる『君や忘る道』（「良寛相聞」より）をしっとりと歌い上げた後、しんみりとした気持ちを励ますように『Story』を歌ってくれました。お客さまの前に出たときは少し固い表情でしたが、歌ううちに程よく力が抜けていき、最後には笑顔を見せながら歌う生徒さんもいました。

　
二番手の仙台杜の女声合唱団の8人は、おそろいのピンクのジャンパー姿で登場です。「杜女」さんには司会の八巻を始め、会場でプログラム配布をしていたスタッフも所属しているため、直前まで会場内を動き回った後、慌ただしく合流。『風をみたひと』『君は薔薇より美しい』『恋のバカンス』『糸』の4曲を披露しました。
よく耳にする曲も、合唱で聴くとまた違った印象を受けます。懐かしい曲の数々に、嬉しそうにリズムをとりながら聴いている方もいらっしゃいました。

　
第二部の最後に歌うのは混声合唱団「グラン」の皆さん。出演人数はなんと40人！もちろん今回の出演団体のうち最多人数です。黒色の衣装と、おそろいのコサージュがとても素敵です。
「グラン」は中高生を除けば唯一の混声合唱団。「ハッ！」と威勢のいいかけ声で始まった『祭り』で合唱がスタートです。40人という人数の合唱をこんなにも近い距離で聴く機会はあまりないので、続く『カンターレ ～歌よ大地に響け～』『さそり座の女』『大地の歌』も歌声の迫力に圧倒されてしまいそうでした。

こうして第二部も終了しました。会場ではコンサート開始から引き続き、休憩時間や曲の合間に賛同者登録や募金への協力を呼びかけています。（続く）