お知らせ

田子西「うたカフェ」_8月

2017.8.18

仙台市宮城野区にある復興公営住宅の田子西市営住宅では
町内会主催のサークル活動として
この住宅とその周辺にお住まいの方々の交流の場
「うたカフェ」を2014年10月から始めました。
昔なつかしい歌声喫茶にヒントを得て、みんなで歌い
おいしいコーヒーとおしゃべりを楽しもうという趣向です。
復興センターでは仙台オペラ協会と協働し
音楽リーダーとなる音楽家をコーディネートしています。
(仙台市「音楽の力による震災復興支援事業」)

前回は照りつける日差しを避けながらの開催でしたのに、今日は雨模様。すでに28日間も連続して雨が降っている仙台です。思わずどんよりとしたため息が出てきます。でも、そんな気分を吹き飛ばすためにも朗らかに歌っていきましょう!音楽リーダーはいつものように仙台オペラ協会のソプラノ松本康子さんと岩瀬りゅう子さん、ピアノ伴奏は今日初めての川下由紀さんです。
こう湿気が多いとからだが重く、動きが鈍いように感じます。両手を握ったり開いたり、大げさな表情で母音を発音して顔の筋肉を動かしたりと、細部からほぐしていきました。普段は見せないような表情に自然と笑いが起こってついでに横隔膜もほぐれた様子でした。
今日の曲目は『南の島のハメハメハ大王』『ラ・クカラチャ』でした。かたや南洋、かたやメキシコ。どちらも乗りやすいメロディとのんきで大らかな歌詞が楽しい歌で、歌い始めると右に左に体が自然に揺れて、気持ちがいいです。
ここで松本さんが大きなバッグを引っ張り出して来ました。中には大量のペットボトルが。なんとお手製のマラカスだそうで、「歌に合わせて鳴らしてくださいね」とみなさんに手渡されました。岩瀬さんが「動きは大きく盛大に!」「さあどうぞ!」とあおるので、みなさんもぐるぐる腕を回して大変な賑わいになりました。たった2曲でしたがけっこうな運動量になりましたね。思わず「はあぁ~」と大きなため息が出て、みなさん楽しそうに笑っていました。
運動のあとにはおいしいコーヒーで一服しましょう。喫茶ひこのマスター西垣さんが淹れたアイスコーヒーは深煎りの香ばしさとコクが深くて人気でしたよ。

締めのミニコンサートで岩瀬さんは『薔薇』、松本さんは『サークル・オブ・ライフ』を披露しました。「ずっと雨続きなので、太陽乞いの気持ちをこめて歌います」と松本さんが語った通り、雨雲が吹き飛んでいきそうなものすごい声が会場をびりびりと震わせました。
お二人の歌を毎回聴いているはずのみなさんも驚きの表情で見守っていました。人間の声のパワーはなんと凄いものなのでしょう。
盛大な拍手の中で今月のうたカフェも終了となりました。まだ外は小雨模様ですが、みなさんの表情はとても晴れ晴れとしたものでした。