お知らせ
東松島市営柳の目東住宅へ
- 2017.9.9
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米どころ宮城県は酒どころでもあります。宮城県沿岸部の塩竈市を代表する地酒「浦霞」の醸造元である株式会社佐浦では2011年4月から地域の復興を支援する「『浦霞発、日本酒のチカラ』プロジェクト」を立ち上げ、塩竈市や東松島市、多賀城市などの災害公営住宅や教育施設等に備品を寄贈したり、子供たちの支援事業に寄附するなど、地域密着の活動を継続しています。
今回、東松島市赤井にある柳の目東災害公営住宅の公園に遊具を寄贈したご縁で、当地区の集会所で復興コンサートを開催したいとの依頼がありました。
物品の寄贈だけでなく「心のケア」も視野に入れた活動を展開していきたいとのことです。新種のお振舞いに併せて「秋のミニコンサート」を行なう運びとなりました。
汗ばむ陽気の土曜日、会場には子供からお年寄りまで30名が集まりました。出演はヴァイオリン佐藤実治さんとピアノ及川久美子さんのデュオです。
懐かしの唱歌に歌謡曲、クラシックの名曲の数々を演奏しました。お酒にちなんでヴェルディ『乾杯の歌』、浦霞スタッフのリクエストに応えて『ドラゴンクエストのテーマ』など幅広い選曲とユーモアあふれるトークでお客さんを魅了しました。日本酒の雰囲気に合わせて着物をリメイクしたドレスで登場した及川さんに女性のお客さんは「まあ素敵ねえ」との声が上がりました。また、お振舞いの新酒2種をイメージしてバッハのヴァイオリン曲を披露する佐藤さんに会場からやんやの拍手が沸きました。日本酒が大好きという演奏家お二人のサービス精神が存分に発揮され、心ゆたかなひとときとなりました。音楽を愉しんだあとに子供たちにはお菓子、大人にはできたての新酒がふるまわれ、話も弾んでいた様子でした。