お知らせ

〈文化庁派遣事業〉宮城県立金成支援学校へ

2017.12.8

音楽の力による復興センター・東北は、
文化庁平成29年度文化芸術による子供の育成事業〈東日本大震災復興支援対応〉を
受託する実行委員会の一員として、音楽プログラムをコーディネートしています。

渡り鳥がたくさん飛んで行く冬の朝、宮城県立金成支援学校へうかがいました。出演は杜の弦楽四重奏団のみなさん(ヴァイオリン駒込綾さんと小澤牧子さん、ヴィオラ齋藤恭太さん、チェロ塚野淳一さん)です。
小学部から高等部までおよそ50名の児童生徒が弦楽器の生演奏を楽しみました。モーツァルトやヴィヴァルディの名曲に「わぁ~」と嬉しそうな反応がありました。音楽が始まると多くの子どもがすうっと集中して聴いていて、その様子に先生が驚いていました。楽器体験コーナーでは代表5名の子供たちがヴァイオリンに挑戦。音が出て満足そうな笑みを浮かべる子、思うように鳴らなくてとまどう子がいましたが、客席からは温かい拍手と歓声が湧きました。曲名当てクイズでは子供たちががんばって答えてくれてとても盛り上がりましたよ。
子供も、先生も、保護者も、演奏家も、みんなが笑顔になる楽しいコンサートでした。