お知らせ

「復興コンサート荒巻」開催しました

2013.5.13

仙台市青葉区の荒巻コミュニティセンターにて「復興コンサート荒巻」がおこなわれました。この地区には閑静な住宅街ですが、地震で住宅が半壊した方や震災後に他地域から移転して来られた方もあるそうです。
   この日は、仙台フィルメンバーによる木管五重奏団が出演。フルートの芦澤曉男さん、IMG_1028-オーボエの西澤澄博さん、クラリネットのダビッド・ヤジンスキーさん、ファゴットの水野一英さんという首席奏者4名に、2IMG_1008-か月前に入団したばかりの新人ホルン奏者、溝根IMG_0978-伸吾さんが加わりました。

会場には、当初の予想をはるかに超えておよそ120名の方々がいらっしゃいました。モーツァルトの歌劇「魔笛」、ポルカ「観光列車」、マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」などが演奏され、観客のみなさんはそれぞれの楽器の音色の違いに驚き、また、音色の美しさに耳を傾けていました。さらに、間近で見る機会の少ない管楽器の紹介があり、ストローを使ってファゴットの音の出る仕組みがわかりやすく解説されると、会場は拍手喝采で沸きました。IMG_1185-
コンサートの後にご一緒した昼食会では、「仙台フィルのチケットはどこで買えるの?」と何人かの方に尋ねられました。復興コンサートがきっかけになり、オーケストラの演奏にも興味を持っていただけたようで、とても嬉しく思いました。 みなさんに「また来てね!」「次は秋かしらね」とリクエストされながら、見送られてきました。

On May 13, 2013, we organized a Concert for Recovery at the community hall in Aramaki Area in Aoba, Sendai. A woodwind quintet of the Sendai Philharmonic performed. The four principal performers –Akio Ashizawa (flute), Kiyohiro Nishizawa (oboe) Dawid Jarzyński (clarinet) and Mizuno Kazuhide (bassoon) – and Mizone Shingo (horn), who had newly joined us two months prior to this performance, took part in the concert. There were 120 attendees, which was well beyond our expectations, and the hall was very crowded and lively. The attendees were intrigued to experience the woodwind instruments for the first time, as they normally don’t have a chance to see them closely. “Come back again”, people said as they saw off the musicians.