宮城県塩竈市の復興公営住宅の一つ、市営清水沢東住宅へ伺いました。2016年6月から入居が始まり、ちょうど1年前に「はじめましてのコンサート」をお届けした場所です。あのときから入居者も増えたとのことで、また改めて住民の交流を図ろうと復興コンサートを開催する運びとなりました。この住宅の支援にあたっているボランティア団体えぜるプロジェクトが毎月開催する歌の会「みんな音もだち」のスペシャル版として、今回はプロの音楽家の演奏をみんなで楽しみたいとのご依頼です。
出演は仙台フィルハーモニー管弦楽団フルート奏者の宮嵜英美さんと仙台在住のピアニスト石川祐介さんのデュオです。会場には子供からお年寄りまで40名弱の参加者が集まりました。   

バッハ、ビゼー、ドビュッシーなどのクラシック曲、懐かしの映画音楽、日本の唱歌、ドラえもん、そして締めは情熱のラテン音楽メドレー！とたった二人ながら多彩なプログラムでお客さんを魅了しました。子供たちも目の前で演奏される迫力を感じてか、集中して聴いていました。
終演後は、中学の吹奏楽部の生徒やピアノをならっている子、音楽に興味のある子供たちが演奏家に質問をしてちょっとした音楽相談室のようでした。